死に様

先日、向かいのおじいさんが亡くなったそうです。享年90歳。
物静かな印象のおじいさんで私はそれほど親しいわけでもなく、すれ違ったら会釈するほどだったので、ああ亡くなられたのか、90歳なら十分生きたのではないだろうかと漠然と思ったのですが、そんなの分からないですよね、本人はもっと生きたかったかもしれませんし、奥さんももっと生きてほしいと思っていたかもしれません。

ただ、そのおじいさんは何か病気で入院していたとかそういうことはなく、最近まで普通に外に出たり散歩をしているのを見かけていました。話では奥さんが気づいたときには亡くなられていたそうなのです。

今日、祖父母が家に遊びに来ていて祖父と父の間でこの話が上がったのですが、死ぬならこういう死に方は理想だなと父は言って祖父もそれにうなずいていました。

確かに誰も苦しんで死にたいとは思わないでしょうし、死に様としては比較的長生きしてある日眠るように亡くなる、悪くありません。

とは言っても私はまず死に様の前に生き様を良くするように努力しなければならないと感じた今日この頃でした。

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