20歳、はたち・・・誕生日。そして、法律上大人となった。

今から20年前の昭和62年(1987年)3月13日(金)、私は藤沢市民病院で2000グラムを切る未熟児として生を受けた。日本ではあまり関係ないが、13日の金曜日はと言うと欧米ではキリストが十字架に磔刑となったため縁起が悪い日とされている。それはともかくとして今では未熟児であったことを感じさせぬ、必要のない脂肪が付くほどの巨体へと成長した。頭はこの通りであるが・・・。
今日から法律上大人である。酒とたばこを合法的に楽しめるし、選挙権が得られるし、年金も払わなくてはいけなくなるし、種々な契約も親の同意なしに可能となる。そのほかには何があるだろう・・・。
私は正直言って大人にはなりたくなかった。それはまあ精神的にはまだ子供かもしれないし、自ら子供でいようと思えば出来なくはないだろう。だが、そういうことではない。法律上大人となることで、今までの子供であった20年と区切られて、そう考えると何だか感慨深く切なく感じるのだ。もちろん一般的な寿命から言えば子供である20年よりも大人である60年の方が3倍も期間が長く、その分いろいろ感じることや経験することも多いと思う。だけれども、子供であった20年をまた経験すると言うことは不可能だ。この20年が私にとって良いものだったかと問われると悩むが、上でも述べたがそう考えることで切なくは感じる。では何だろう、この気持ちは。これからの大人として生きる事への不安なのか、子供には戻れない事への哀愁なのか、あるいは別の気持ちなのか、私にはまだ分からない。いや、分かっていてもそれを表したくないだけなのかも知れない。でも、いつか分かるときが来るだろうし、表せるときも来るだろう。そんなとき、大人である今も結構楽しいよと思えるように生きることが出来ればと私は思う。


p.s 19歳はご存じの通り、波瀾万丈だった。いや、波瀾万丈と言うには生ぬるいかもしれないが。私はそれを改めてと言うには期間が短いが、改めてその出来事を心に刻み、この20歳という1年を過ごしたいと思う。

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