
Bunkamura

作品は昔のだまし絵から現代の物まであるわけですが、正直、序盤の初期の作品はあまり面白みを感じません。それは何故かというと、当時は写真という物がなかったため、成り立っていただまし絵だったのだと思うのです。しかし、写真が氾濫している今となっては平面で騙すための細密画を見てもいまいち反応が薄くなってしまうのは否めません。
ですが、目玉の一つとなっているジュゼッペ・アルチンボルドWの作品は一度見たいと思っていましたので、見る事が出来て良かったなと思います。また、日本のだまし絵という所も個人的には結構好きでした。実物を見るのはおそらく初めての、奇才の日本画家、河鍋暁斎Wや去年の大琳派展

また、20世紀の巨匠たち -マグリット・ダリ・エッシャー-では正直どれもストライクな画家でして見た事がある作品もありましたが、楽しむ事が出来ました。
そして、最後に多様なイリュージョニズム -現代美術におけるイメージの策謀ではパトリック・ヒューズという人の水の都に驚かされました。正直、実物を見てもらわなければ、このすごさは伝わらないのですが、平面に見えるのに動いているんです。よく見ると立体なのですがね。これは今回機械が無くとも、もし、他で見る機会があれば見ていただきたい一品でしたね。ちなみにヒューズさんの公式サイト

ちなみにお土産として歌川国芳のポストカードを購入しました。

歌川国芳 なまづ
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