ボクがライブドアの社長になった理由

~あらすじ~
ライブドア再建という難業を引き受け注目を浴びた平松庚三、60歳。ソニーを初めとしてアメックス、AOLなど数多くの経歴を重ね、ビジネス界で強力な人脈を持ち、ライブドアの社長へと至った波乱万丈な氏の初の著作。小僧でいつづける60歳が今すべてを語る。
(Amazonより)

私の評価:

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~評論~
上にあるあらすじを読めば分かりますが、ホリエモンではなく、その後任となった一連のライブドア事件を絡めた平松社長の自叙伝です。あの事件から1年過ぎての本と言うことで時期的にも丁度良い頃合いだと思います。とりあえず、面白い。そして、すごいし、憧れました。まず、経歴が面白いですね。平松さんが早稲田大学に入学し、大学生活を送った時代は学生運動真っ盛りで大学にも自分にも失望していて、アルバイトで貯めた金でアジア放浪の旅に出ます。そして、帰国したのですが、大学には行かずフリーターをして、その後、嘱託で読売新聞の外報部へ行き、運良くインターンという形で5年間在籍した早稲田大学を中退し、ワシントンにあるアメリカン大学へ留学し、読売新聞ワシントン支局で助手として働きます。(ちなみにその時の支局長は現巨人のオーナーである渡邉恒雄さんだった。) そして、大学を卒業し、そのまま読売新聞に入社できると思ったら年齢制限で入社できなかったのですが、渡邉さんの計らいでソニー創業者の盛田昭夫さんとの話し合いでソニーへの入社が決まり、そして、13年後ヘッドハンティングにより、様々な会社を渡り歩き、2006年1月ライブドアの社長に就任するわけです。
本書にはライブドアのこと、今までの経歴、自分の価値観、考え方が書かれていますが、どれを取ってみても面白い。私は今でもホリエモンは好きですが、平松さんも魅力的ですし、ライブドアに将来はあるなと感じさせてくれました。また、平松さんの人脈についても書かれているのですが、著名な方々が多数出てきます。ソニー創業者の盛田さんをはじめとしたソニー経営陣、巨人オーナーの渡辺恒雄さん、政財界、ビジネス界など。そこから、人脈って大事なんだな~と感じましたし、やはり経営者となる人というのは形は違うにせよカリスマという物をもっているのだなと感じました。
ただ、平松さんは本書で日本、アメリカなど世界を行き来している関係で読んでいてあれ?今日本にいるのかとか戸惑う事が何度かありましたね。
余談ですが本書はハードカバー(分厚い本)であり、元々活字が苦手な私ですが、1日目に2/3読んでしまい、2日目に読み終えたことにびっくりしました。(高校の時あるハードカバーの上下巻読んだときは半年ぐらいかかったというのに。(別につまらないというわけではなく私の中で本に対する優先順位が低いため))
まあ、言い方を変えればそれほど読みやすく、興味を持って楽しく読めたと言うことだと思います。

平松庚三さんをWikipediaで検索する→平松庚三W

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