11:14

~あらすじ~
11:14、それぞれ別々の場所で起きた事件、それらは3つのショートストーリーのように見えるが、実は複雑に絡み合っていて、情報が刻々と鮮明となっていき3つから5つへと展開される。
そして、それらがやがて1本の線へと繋がれる・・・
時系列を巧みに操ったサスペンス。

私の評価:

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~感想~
これは巧いなぁと思いました。おそらく、普通に時系列通りに話を進めたら全く面白くはないでしょう。冷静に考えればストーリー自体は偶然に偶然が重なったというだけのものなのですから。時系列をバラバラにして流す情報を制限して刻々と少しずつ全貌が分かっていくことに、この映画の面白さが詰まっていると思いました。

この映画を一言で言えば「因果応報」という言葉がふさわしいのではないでしょうか。

あまり話すと、いえ話せば話すほどこの映画の面白みは減ってしまうので内容についての言及はしませんが、最初、話がぶった切られて別々の話のような形で進むので色々と疑問が頭に浮かぶのではないかと思います。私自身、ある部分で展開が急というかよく意味が分からなくなったので重要なシーンを見逃したのかと思い、巻き戻してみたほどです。もし、そのような状態に陥ったとしても問題はありません。ストーリーが進むことによりその疑問を解決していきます。暗くて分かりにくかったり、分かりにくい作りだと思っても、それはちゃんと考えて「わざと」情報を制限しているだけなのですから。

余談ですが、あの腹上死?事故?は笑えました。それと、サスペンスと言うことで多少グロテスクな面もありますが、痛々しくも半分コメディ的な要素も含まれていますので、それほど怖がる必要はないかと思います。あと、最後に、時間も長すぎず短すぎず綺麗にまとめられているというのが良かったですね。


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