硫黄島からの手紙

~あらすじ~
2006年、硫黄島。
地中から発見された何百通もの手紙。それは、61年前、この島で戦った男たちが、家族へ宛てて書き残したものだった。届くことの無かった手紙に、彼らは何を託したのか。
(公式サイトより)

私の評価:

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~感想~
劇場で見たのは偶然にも去年の男たちの大和Link 以来でした。やはり、男たちの大和を見た時と同様に1500円を払ってまで劇場で映画を見たいとは思わなかったので、そのままスルーしようと思っていましたが、会員のENZANから勧められたのと、偶然1000円の割引券があったので見てきました。(そのためこの作品とセットの父親たちの星条旗は未見です。)

なぜ硫黄島を守ろうとしたのか。天皇のため、国家のため、いや違う。家族のためだ。戦場という極限の状態の中で攻める側、守る側と双方違えど、その気持ちは変わらない。そんな気持ちが入り乱れる中で61年前、硫黄島で醜い戦が始まり1か月以上に渡る激戦が繰り広げられ尊い命が消えて行った。私には戦場での心理など分かりませんし、分かりたくもありません。しかし、この戦争を知ること、関心を持つことには大きな意味がある。
そう、私は思いました。

と、まあ適当なことを言ってみましたが、実際、劇場で見る価値は充分にある映画だと感じました。主演の渡辺謙さんをはじめ、皆さん好演していたと思います。ただ、どうも二宮和也さん演じる西郷が家族持ちと言うのに違和感を感じるのは否めないのと、もう一人の主人公的立場からして仕方のない事かもしれませんが、他とは違い、気楽と言うか軽いイメージを受けました。それにしても、ハリウッド映画なのに全編ほとんどが日本語というのは異様な感じましたね。ハリウッド映画の殻をかぶった日本映画と言っても良いのではないかと思います。また、その映画の性質がゆえにイーストウッド監督はちゃんと監督できたのかと思いもしました。(笑) (おそらく、日本語スタッフがいたのでしょうが)
個人的には西中佐とその部下が好きでした。

映画を見た方も、見に行く機会のない方も、ぜひともWikipediaで硫黄島の戦いWの項を読んでいただけたらと思います。

公式サイトLink

硫黄島からの手紙 (特製BOX付 初回限定版)Link

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