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バッファロー’66

~あらすじ~
5年ぶりに出所し、故郷バッファローに戻ってきたビリー。
両親に服役していたことを隠しているビリーは幸せな結婚生活をしていると嘘をつく。
そのために通りすがりの女。レイラを誘拐し、自分の妻を演じさせようとするが…。
(Amazonより)

私の評価:

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~感想~
私はあまりあらすじが分からないまま見始めたのですが、最初、何だこの腐った主人公はと嫌気がさしながら見ていました。あらすじに書いてあるとおり、かなり無理がありそうな感じではあるのですが、レイラは、もちろん最初は誘拐に対して抵抗します。しかし、どこからか諦めなのか、同情なのか、逃げる機会はいくらでもあったにもかかわらず、逃げずにビリーに付き合ったのです。見終えた後に思ったのですが、どこから互いが惹かれ合ったのかを当てるというのも面白いかもしれませんね。

このようにビリーは服役したり(他人の刑をかぶって)、誘拐をしたりするわけですが、話が進んでいくうちに実はピュアである事が分かってきます。そこら辺からレイラとのやりとりがニヤニヤしてしまうと言いますか、立場逆転のような感じになっていき、思わず笑ってしまいます。

ストーリー自体は序盤の誘拐など衝撃はありますが、それ以降は意外と淡々としていて、映像的にも白く冷たい印象を受けますが、何と言えばよいのでしょう、独特の雰囲気が良いですね。淡々と言うと、なんだかメリハリが無く、つまらないようにも感じられますが、そうはならないところが、この映画のすごい所だと思いました。

ちなみに映画の題名であるバッファロー'66はビリーの母親がずっと熱狂的に応援しているバッファローというアメフトのチームが最後に優勝した年です。これはビリーの両親と田舎、過去と今の繋がりを示すものなのかなと。いや、かなり適当に書いてみましたけれど。(笑)


バッファロー'66をWikipediaで調べる→バッファロー'66W
バッファロー’66 [DVD]Link

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TAXi4

~あらすじ~
マルセイユを走るタクシー・ドライバーのダニエルと、マルセイユ警察の刑事エミリアンの子供も成長し、可愛い盛り。
今日も親バカなふたりは、サッカー場に子供たちのサッカー見学。仕事に戻ったエミリアンに、大きな仕事が待っていた。
武装強盗53件、殺人の共謀122件、全欧州から指名手配されるヨーロッパ最強の凶悪犯、通称「ベルギーの怪物」をジベール署長ともども、引きりに行くことに。
しかし、無事に署に連れてきたまでは良かったが、凶悪犯罪者の手下たちによって逃亡されてしまう――。
ダニエルがハンドルを握るTAXiは、一味を追ってマルセイユを飛び出し、太陽の国モナコへ!
パワーアップした純白のプジョーが、驚愕のラストに向かって突き進む!
(Amazonより)

私の評価:

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~感想~
主人公の周りの人間が相変わらずのアホで破天荒な様は面白かったですね。今までよりギャグ色が強くなった感じがしました。その分、ボンドカーのような多彩な機能を持っている本来主人公であるはずのタクシーとその運転手であるダニエルの影が薄くなっていたようにも感じます。私としてはボンドカーのような、そういう秘密的な要素のものは好きですが、何よりギャグも好きですので、これはこれでありかなと思いました。前作のTAXI NYWより断然好きですし、やはりこのメンツでないとと実感しました。


公式サイトLink
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TAXi4 DTSスペシャル・エディション [DVD]Link

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Path to War (ジョンソン大統領/ヴェトナム戦争の真実 )

~あらすじ~
アメリカ合衆国第36代大統領ジョンソンの、あまり知られていないプライベートな姿を通じて、20世紀戦史にその名を残す、ヴェトナム戦争の真実に迫る歴史ドラマ。
(ムービー・プラス紹介より)

私の評価:

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~感想~
私にはジョンソン大統領はヴェトナム戦争を拡大させてしまったぐらいの知識しかなかったため、大統領の就任から任期満了までを描いたこの映画を理解するのは、なかなか難しかったです。本人はもとより、閣僚などの人間関係であるとか、ヴェトナム戦争の状況など、あまり注意してみていなかったために理解するのに見終わってから見直した部分もありました。

この映画がどこまで真実、リアルであるかはさておき、注視していないと気付かないところがあったりしますが、前述のように私のようなものが端的にこの流れを理解するのには良い映画だったのではないかと思います。

印象としてはジョンソン大統領はケネディ政権下の副大統領として就任してケネディ大統領暗殺により棚ぼた式に大統領となり、1年後に改めて選挙により大統領となったわけですが、人種差別を撤廃する公民権法をはじめ、多くの法案を通し、内政には秀でていましたが、ケネディ前大統領とマクナマラ国防長官の画策し、きっかけを作ったヴェトナム戦争のせいで、それら功績の影が薄くなってしまい、不運な大統領であった、そのような感じでした。

なぜ、ヴェトナム戦争を拡大してしまったのか、早期終結することができなかったのか、それは劇中ではジョンソン政権下でも国防長官を務めたマクナマラ国防長官の進言という名のコントロール、そのようなものがあったように描かれていました。しかし、すべての閣僚が賛成するというわけではなく、早期に反対する閣僚もいたため、結局のところ、ジョンソン大統領は何か、呪縛にとらわれたといいますか、己の決断を誤ったというほか無いのかもしれません。

リンドン・ジョンソンをWikipediaで調べる→リンドン・ジョンソンW
ロバート・マクナマラをWikipediaで調べる→ロバート・マクナマラW

米Wikipediaでの映画情報(Path to War)Link


Path to War [DVD] [Import]Link

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Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!

~あらすじ~
伝説の“ヘンなおじさん”が、カンヌで大暴走?! 教会のくじ引きで、カンヌでの1週間のヴァケーションとビデオカメラが当たったビーン。ウキウキのビーンは、早速カメラ片手に列車でパリに向かった。リヨン駅からカンヌ行きの列車に乗るところを通りすがりの男性に頼みカメラで撮影してもらうビーン。しかし、ビーンがあれこれ注文をつけているせいで列車が走り出し、男性はホームに置き去りにされてしまった。列車には父親とはぐれ、心細そうにしている10歳の男の子がいた…。
(Amazonより)

私の評価:

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~感想~
10年ぶりの劇場版ということで、面白い、確かに面白いのですが、私が最初に見たとき、小学生の時に受けたこんなに面白くて感動する映画があるのかという衝撃と比べると、その衝撃は薄れた感じがしました。それは単に自分の成長による感性の変化や、前作の劇場版は3、4回見たと思うのですが、最後に見たのが、おそらく中学生の時(6,7年前)であるため、かなり頭で美化されているといった事を考慮すると無理もないかもしれません。

ですが、どうもビーンってこんなにいたずらをする悪いおじさんだっただろうかと感じてしまいました。確かに前作でもとんでもないことをやらかしていましたが、なんか違うなぁと違和感を受けたのは事実です。妙にビーンがしゃべっていた気がしたのは気のせいでしょうかね、ビーンってほぼ無口でパントマイム的なキャラクターという印象があったので…。

まあ、そんな深く考えなければ普通に笑えて楽しい映画ですし、ミスタービーンのスタンスそのものは変わっていないと思います。それと最後の幕を下ろすところは古典的と言えば古典的なのかもしれませんが、映画の始まりから終わりまででちりばめられた要素が終結するという手法、私は好きです。

ちなみに、よく映画、アニメ、ゲームなど続編が出ると、イメージを壊されたとか、作らないほうが良かったとか、そういった意見が出たりします。私の感想もそれに当たるのかもしれませんが、そうは思いません。
娯楽映画として直感的に笑いと感動を与えてくれるという点は変わりないのですから。


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ヒトラーの贋札

~あらすじ~
ナチス・ドイツ国家による史上最大の紙幣贋造事件に隠された、ユダヤ人技術者たちの正義をかけた闘いの物語。第二次世界大戦中のドイツ・ザクセンハウゼン強制収容所。ここに集められたユダヤ系の技術者は、“完璧な贋ポンド”札を作ることを命じられる。成功しつつあった贋札作りだったが、やがて彼らは自分の命を守るか正義を全うするかの選択を強いられることになり…。
(Amazonより)

私の評価:

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~感想~
実話を元に作られた映画で、実際にそれなり効果のあった作戦(ベルンハルト作戦W)です。公開されたときから気になっていて今回、縁があり、見る事出来たのですが、全体的に地味で暗い感じですね。私は贋札作りと言う事でもっとスリリングであるとかそういう風に思っていましたが、そういう感じではなく、あらすじにもあるように、ユダヤ人である自分たちが収容所で生き残るために贋札作りを行い、ドイツを助けてしまう事に、おのおのの考えが交錯し、自問自答する、そういったものが主題となっています。

ユダヤ人の収容所での扱いというのは他の映画と同じようにもれなくひどいもので、その辺は同じような映画を何度も見た事のある方は飽き飽きとすると思います。唯一の救いは、贋札指示をする親衛隊少佐が物わかりのいい人だった事。まあ偽善者と言えば偽善者ですが…。

私はどちらかというと贋札作りそのものの方に興味があったので、そういったところを期待すると平凡な出来といった感じがします。主題である贋札を作るユダヤ人達の心情、苦悩というのに共感できなければ退屈な映画という印象は否めません。


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ヒトラーの贋札をWikipediaで調べる→ヒトラーの贋札
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