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ターミナル

~あらすじ~
クーデターで事実上祖国が消滅し、パスポートは無効。ターミナルから一歩も動けなくなってしまった主人公が果たさねばならない“約束”とは…。
(Amazonより)

私の評価:

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~感想~
トム・ハンクスW演じる主人公のビクターのキャラクターが面白くて飽きることがありませんでした。トム・ハンクスはまじめな役も、このターミナルのようなおとぼけ役もいい味出してますね。最初は英語が全くしゃべれないという設定でなおかつ挙動不審だったのでコメディー映画のミスタービーンを思い浮かべたのですが、それとは違い、ちゃんと意思の疎通が出来る人物だったようです。(笑)
ストーリーの展開もほぼ納得ではあったのですが、個人的にはアメリカへ来た動機付けの部分がいまいち納得がいかなかったのと、空港管理責任者?のディクソンの嫌がらせの行動に疑問の残る部分があった事が残念でした。
ちなみに小さいところでは吉野家が空港のテナントとして出ていたり、大工仕事の期間作業員が時給19ドルで嫌がらせをするディクソンよりも賃金が多いというのには驚いたりしました。


ターミナルをWikipediaで調べる→ターミナル (映画)W
公式サイトLink

ターミナル DTSスペシャル・エディション<2枚組>Link

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コンフィデンス

~あらすじ~
詐欺師の天才ジェイクが巻き上げた金は、異常に執着心の強い暗黒界の大物、キングのものだった。窮地に陥ったジェイクが打った手は、キングと組んでデカい仕事をすること。ラスト10分で次々と明かされる仕掛けが見応え十分な、クライムストーリー。
(Amazonより)

私の評価:

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~感想~
本作を見終わって、正確に言えば終了10分前頃から、大どんでん返しと言いますか、
こりゃあとんだ詐欺師だ! まさかこんな展開とは…やられた~と思い笑いました。
私に言わせれば最後の方までは何だかパッとせずいまいちな映画だったなと思っていましたが、本編は最後の最後だったのです。それまでの流れはクライマックスに向けての準備でしかなかったと。
ちなみに映画の始まりからいきなり最後のシーンを映して始まるという方式で、その時の主人公が今までの流れを振り返る形でナレーションをしていて、普通とは変わっています。また、映像の映し方も少し変わった感じで流れや編集は面白いと感じました。

まあ、仮にいまいちだと思っても最後まで見てください。
そこで評価はきっと裏返るはず・・・です!


コンフィデンスLink 公式サイトLink

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図鑑に載ってない虫

~あらすじ~
月刊「黒い本」の美人編集長から仮死体験ができるという謎の“死にモドキ”を探し、死後の世界をルポするよう依頼されたルポライターの“俺 ”。締切りに間に合わなければ半殺しにすると言われた彼は、アル中のオルゴール職人エンドーを相棒にしぶしぶ旅に出る。
(シネマトゥデイより)

私の評価:

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~感想~
いや~なんというか独特の世界観で、これはかなり好き嫌いが別れる作品なのではないかと感じました。
正直言ってストーリーはあってないようなもので役者の演技や演出を楽しむものと言う気がします。(笑)
別にストーリーに整合性がないとかそういうわけではなく、一応それなりに完結しています。作品の中にたくさん出てくる小ネタが面白くどれも笑ってしまう。しかし、全体の雰囲気が脱力系でネタが気持ち悪かったりグロテスクであったりするため、上に書いたように好き嫌いが別れる作品だと思います。
そう、シュールという言葉が当てはまるのではないでしょうか。
また、出てくる役者さん皆さん面白い演技をしてくれるため、どれも印象深いですね。
シュールなコメディ映画を見てみたい方は是非ご覧下さい^^

図鑑に載ってない虫 完全攻略版(2枚組)Link
公式サイト
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ファーゴ

~あらすじ~
1987年、ミネソタ州ミネアポリスに住む自動車セールスマン、ジェリー・ランディガードは、多額の借金を抱えていた。彼はファーゴでカールとグリムスラッドという2人の男を雇い、彼自身の妻ジーンを誘拐させ、裕福な義理の父親グスタフソンから80,000ドルの身代金をせしめる計画を立てる。
しかし、ジーンを誘拐した2人は、逃げる途中に警官と目撃者を殺してしまい、簡単に思えた誘拐はとんでもない方向に進んでゆく。
(Wikipediaより)

私の評価:

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~感想~
私は本作を作ったコーエン兄弟Wの最新作であるノーカントリーLink を見ました。それがコーエン兄弟の作品に触れた初めての機会であり、そのつながりもあり、10年以上前に作られた本作を見てみました。

そのため、見ているとああ確かになんとなく同じ人達が作った作品だなというのが伝わってきました。(それが良いことなのかは難しいところですが)
どうもこの映画を見ているとアメリカ映画という感じがしません。それは作品が大胆ではあるのですが淡々と進んでいき、起伏がないためかもしれません。
そのためか、何気ないシーン(ストーリーの本筋とは関係のない部分)に何かあるのではないかと深く考えてしまったり。例えば、主演の妊娠している警官が高校時代の日系アメリカ人の知人との再会するところとか。

この映画は私が見た最新作のノーカントリーと同様、何だか良く分からない感じで終わるので、この映画はどういう映画だったのかと考えさせられるわけです。つまりは単に良かった悪かったという感想を出すことが難しいのです。そこで私はこの映画のテーマを考えたところ、テーマは幸せ、不幸せの対比ではないかと思いました。先ほど述べた主演の妊娠している警官は幸せである。一方、妻の誘拐を依頼する馬鹿なセールスマン、そして、その依頼を受けて誘拐だけするつもりが殺しまで犯してしまう誘拐犯といった構図で、何故私(警官)は幸せなのに、セールスマンや誘拐犯はこんな馬鹿なことをしてしまう不幸せなものもいるのか、といったものを感じました。

個人的には誘拐犯の一人、寡黙なグリムスラッドはもっと凶悪で恐ろしく強いものと思っていただけに最後のあっけなさは残念だったかなと。それと、もう一人の誘拐犯であり、映画で皆に変な顔であると言われるカールを演じるスティーヴ・ブシェミWはいい味だしてるなぁと思いましたね。(笑)
ちなみに調べないと理解できないネタがあったりしますが、まあそれほど重要ではないかなと。

最後に、この映画では妻の誘拐を依頼するシーンがあって物語が始まっていくのですが、このシーンを省いて、見ている間にあれ?おかしいぞ、もしかして妻の誘拐を依頼したのではないだろうかと推理風にするというのも面白かったのではないかなと思いました。何故そんなことを思ったのかと言いますと、最初のそのシーンをよく見ていなかったので私は妻の誘拐を依頼というのが飲み込めないまま見てしまった事による実体験からです。(笑) なので巻き戻して改めて見て、ああそう言うことだったのかと思い、そういう作りってのも面白いのではないだろうかと感じたのです。

Wikipediaでファーゴを調べる→ファーゴ (映画)W


ファーゴ (ベストヒット・セレクション)Link

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麦の穂をゆらす風

~あらすじ~
アイルランド、1920年。
長きにわたるイギリスの支配のもとで、アイルランドの人々の暮らしは苦しいものだった。富と栄光は、イギリス人の支配階級や、イギリスに協力的な一部のアイルランドの富裕層に限られていた。
飢饉、立ち退き、貧困が市井の人々の宿命だった。
彼らはアイルランド独自の言葉(ゲール語)を話すことを禁じられ、ハーリングなど独自のスポーツを楽しむことさえ禁じられていた。
そんな中、アイルランド独立を求める人々の叫びは大きくなるが、その動きを封じようとイギリスから冷酷な武装警察隊”ブラック・アンド・タンズが送り込まれた・・・

(公式サイトより)

私の評価:

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~感想~
予備知識がないと理解しにくいです。その点については公式サイトにストーリーだけでなく、アイルランドの歴史など細かく書かれていますので見られる方はぜひ、本作を見る前にこちらをご覧ください。
私は、そちらを見ずに見ましたので細かいところが理解できなかったのが残念で後悔しました。

ですが、予備知識があったからと言って面白いかと言うとそれは少し違って、予備知識がなかったほうが驚きは大きいと思います。
私のアイルランドに関する知識は「えーとアイルランドって確かイギリスの近くだよね? あれ、イギリスの一部だったっけ?」と言う程度で、過去に悲惨な歴史があったことなど当然知りませんでしたし、現在も続く北アイルランド問題についてもIRAって過激派が何か騒いでいると言った程の認識でしたので、まさか、イギリスが700年にわたりアイルランドを支配して弾圧もこれほどまでにひどいものだったとは正直唖然としました。

そんな内容ですので、正直面白いとは思える映画ではありません。(面白いと言っても様々な「面白い」があるとはおもいますが)
ちなみに言ってしまっても大して問題はないと思いますので書きますと、最後も悲しい終わり方です。
ですが、私のような一般的な?あまりアイルランドについて詳しくない日本人はこの映画を通してアイルランドのこうした歴史を知り、アイルランドに興味を持ち、今も続く北アイルランド問題にも関心を持つきっかけとなるには最適な映画だと思いました。

余談ですが、これを見て我が国でたびたび話題になる大東亜戦争をきっかけとした中韓の日本に対する反日感情、それに関する諸問題を思い出したのですが、私がアイルランドの問題をほとんど知らないのだから、イギリスをはじめとする欧米諸国ならず、離れた国の人々も逆にほとんど、この問題なんて知らないのだろうなと感じました。
そういった意味では最近公開中止も危ぶまれた映画「靖国 YASUKUNI」などありましたが、海外への伝え方って大事だなと思います。


公式サイトLink
麦の穂をゆらす風をWikipediaで調べる→麦の穂をゆらす風W

麦の穂をゆらす風 プレミアム・エディションLink

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