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バンテージ・ポイント

~あらすじ~
スペインのサラマンカで開催される、テロ撲滅の国際サミットに出席するアシュトン米大統領の警護に当たっていたシークレットサービスのトーマス・バーンズ。聴衆の前でスピーチをしようとしたその瞬間、何者かによって大統領が狙撃された。

一瞬にして大パニックとなった広場に、狙撃の瞬間を見たと言う8人の目撃者が現れた。国籍、職業、性別のすべてが異なる8人であったが、違うのはそれだけではなかった。彼らが実際に見たものは、それぞれの立場、場所によってくい違っていた。

一体、8人が見る真実とは何なのだろうか?
(Wikipediaより)

私の評価:

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~感想~
偶然ある方のこの映画に対する批評を見まして興味を持ったのと割引券があったので映画館で見てきました。
ちなみに映画館で映画を見るのは日記を検索したところ2005年12月に男たちの大和Link を見て以来だったようです。そんな久しぶりの映画館で良い映画を見られて良かったと思います。

まず、映画の作り方が面白いです。
あらすじや公式サイトを見ていただければ分かると思いますが、大統領暗殺の場に立ち会った、あるいはそれに関する人物のある時刻から大統領暗殺までの8人の視点が繰り返し流されて、やがて8人の視点がひとつの線へと繋がるのです。
私の記憶ではこういった映画は初めてでして、斬新な作りだなと思いました。
一番良いと思ったところは作中で市街でカーチェイスが繰り広げられるシーンでなかなか迫力があり良かったですね。(車が頑丈すぎる気もしますけれど(笑))
ただ、最後の終わりの部分で冷酷非情に見えた暗殺犯が・・・
その部分が納得いきませんでした。
ちなみに途中から主人公ではなく暗殺犯側を密かに応援していたのですが、私だけでしょうか。(笑)
(だからといって私は反米主義者というわけではありませんが)

余談ですが、もっと安ければ映画館にもっと足を運ぶのですがね・・・ですが、これを機に1年に数回ぐらい映画館で見る機会が出来たらという風にも思いました。


公式サイトLink

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テイラー・オブ・パナマ

~あらすじ~
舞台は太平洋と大西洋をつなぐパナマ運河があるパナマ。
その運河は開通から85年間アメリカによって管理されてきたが、99年にパナマへ返還された。
そんなパナマへボンドシリーズでおなじみのピアース・ブロスナンW演じるMI6W(イギリス情報局秘密情報部)に所属するアンディ・オスナードが素行などの問題により左遷された。そこで何とか手柄を得ようと現地で仕立屋を経営し、大統領などパナマの政財界とのパイプがあるイギリス人のハリー・ペンデルに近づくのだった。彼には農業経営での借金やイギリスでの前科などがあり、その弱みを握られたハリーは借金を返すだけの報酬も与えられると言うこともあり、断れずにスパイとなったがハリーからもたらされる情報は価値の低いもので、ピアースにもっと価値の高い情報を探らなければ報酬は出せないと言われ、思わずパナマが運河の売却を考えていると嘘をつく。
それにより事態は大きくなり、国家を巻き込んだ騒動となっていくのだった・・・

私の評価:

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~感想~
いいのかこれで
映画を見終わった後にどうも釈然としませんでした。主人公のアンディは馬鹿なのか馬鹿のふりをしていたのか、どこで嘘を見抜いていたのか、それとも最初から嘘だと分かった上のことだったのか、そこら辺が描かれていないのが残念です。また、主人公を演じたピアース・ブロスナンはボンドシリーズでジェームス・ボンドを演じていたこともあり、同じスパイもののためアクションやスパイ的なものを期待したのですが、そういったものはほとんどなく、それも残念でした。さらに言えば主人公が嫌な奴なんですよ、プレイボーイという設定はともかくとしても、もう少し最後をうまくまとめられなかったものかと。
もう一度言いますが、最後が腑に落ちない映画でした。


公式サイト(DVD販売元)Link
テイラー・オブ・パナマLink

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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ

~あらすじ~
ロイヤル・テネンバウムは、妻エセルと3人の子ども、チャス、リッチー、マーゴとともに静かに、平和に、いつまでも一緒に暮らしたいと望んでいた。35歳で大邸宅を手に入れ、有能な法律家として将来を嘱望されている身・・・と彼自身は思い込んでいたが、妻エセルへの「ほんのわずかな誠実さの欠落」により2人は別居することに。エセルは子どもたちを熱心に教育し、各々の才能を育んだ。やがて3人は「天才」と呼ばれるようになり、エセルの著書である「天才一家」はベストセラーとなった。ロイヤル&エセル夫妻と天才と謳われた3人の子どもたちとのテネンバウム家の22年は、裏切りと失敗と奇行の変転。そして、今また、新たな歴史が始まろうとしている。ロイヤルはエセルに「私はあと6週間で死ぬのだ、最後くらいは家族と一緒にいたい・・・。」と告げる。かくして、22年ぶりに一つ屋根の下に暮らすことになったテネンバウム家。ロイヤルの余命6週間・・・家族再生となるだろうか?
(Amazonより)

私の評価:

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~感想~
あらすじと内容のギャップがあり、思っていたほど面白いとは思いませんでした。
私としてはコメディ的な要素があり家族が集まり心が温まるような映画を思い浮かべていたのですが、何を伝えたいのかいまいち良く分からないシュールさが所々にあったり、なんというか空気を楽しむ映画といった感じでした。
ちなみにこれは私だけかもしれませんが、最初、寝ぼけ眼で見たこともあってか内容や人物がつかみにくく、結局2度見てしまいました。(笑)
ですが、2度見たこともあり、理解できたと思います。ただ、上に書いたシュール?な点はこれで何を表したいのかとか、必要な描写なのだろうかという謎は色々と消化できませんでしたけれどね。

公式サイトLink

ザ・ロイヤル・テネンバウムズをWikipediaで調べる→ザ・ロイヤル・テネンバウムズW


ザ・ロイヤル・テネンバウムズLink

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時をかける少女

~あらすじ~
主人公である紺野真琴はあるきっかけから時を現在から過去へさかのぼる事が出来るタイムリープの力を得た。最初はこの力で失敗したことをやり直せると喜んでいた主人公であったが次第にそうとは限らないと言うことに気づいていく・・・

私の評価:

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~感想~
去年上映されたときネット上で好評であったため、私も劇場へ見に行きたいと思っておりましたが、残念ながら近くで上映していなかったため見にいくことが出来ませんでした。それで今回レンタルが始まったということで借りてみることが出来ました。
本作はアニメ映画で、舞台は夏です。その夏の情景が素晴らしいですね。全体の雰囲気が好きというのもありますが。内容はどうかというと、あらすじにも書きましたが、現在から過去へさかのぼることが出来るタイムリープという力がテーマであり、それを使うことによって生じる様々な出来事がおおかたの内容です。もし、そのタイムリープを使えたらと考える方も多いでしょうが、時をさかのぼって既に起きた事象を変えてしまうことで、自分にとって良いことにしたとしても、それにより他に影響を与えてしまい、それが悪いことに繋がってしまうことがある。過去を変えると言うことは色々と大変なことだと警鐘をならしています。もちろん、そんなことは出来ないわけで、つまりはただ後悔するのではなく今を精一杯生きて、後悔するときは後悔しろ。と言ったことを訴えているように思えました。
もう一つのテーマは青春です。上で述べたタイムリープと絡み合って甘く切ない青春が描かれており、これには思わず「ああいいものだ・・・」と感じてしまいました。また、音楽も素敵な曲が多く、映画を引き立たせてくれていましたし、キャストも主人公をはじめ、声優ではない方が多かったですが、十分にはまっていて良かったと思います。私個人としては主人公みたいな子、好きですねぇ。(笑)
では何故、星5つではないのかと言いますと、劇中に主人公の使ったタイムリープを使って未来から作中の現代にさかのぼってきた人物がいるのですが、そのあたりが曖昧で不明確だったので私としてはもう少しそのあたりの説明も欲しかったかなと思いました。ですが、約100分でこれだけ良くまとめられるのはすごいなと思います。夏を気持ちよく涼しく感じられる作品でした。

余談ですが、私が借りてきてDVDをテーブルにおいておいたところ、親が「これ、薬師丸ひろ子の奴?」と聞いてきて違うよリメイクしたアニメ映画だよと言ったところ、な~んだと言って見ず、途中から妹が見だしたわけですが。妹も良い映画と言っていました。これは普通にジブリ映画のように大人でも楽しめるアニメ映画だと思うのですがね~。今度、原作と実写映画の方も見る機会があれば・・・と思います。


公式サイトLink
時をかける少女 通常版Link

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父親たちの星条旗

硫黄島の星条旗



~あらすじ~
61年前、硫黄島で撮られた1枚の写真が太平洋戦争の運命を変えた。
1945年2月16日、米軍による硫黄島への侵攻が始り、この戦いは日本軍の戦死者約2万名、米軍戦死者約7000名という激戦であった。
そして、撮られた1枚の写真に写った将兵は国によって祭り上げられ、様々な波紋を呼ぶのだった・・・

私の評価:

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~評論~
まず、私は本作と対になっている硫黄島からの手紙Link は劇場で見ましたので、それと対比しての評論となります。
この作品では硫黄島からの手紙とは違い、写真に写った中の1人の息子が取材をし、まとめた本が原作となっています。そのため、他の写真に写った本人とのインタビューなどの現代と過去を照らし合わせて映画は進み、この作品の主人公は写真に写った6人のうちの3人(他の3人は戦死)で、その写真に写ったことで国が軍事費を集めるための全国を回る国債キャンペーンに出すために帰国させられます。どちらかというとそちらが主題なので激しい戦闘シーンを求める方にはあまりお勧めできませんが、大変考えさせられる映画だと思います。軍の規律、ネイティブアメリカンの問題、国家が戦争を都合の良いように利用する事など、様々なことが扱われていますが、中でも一番重要なもの、それは「戦争における英雄とは何なのか?」と言うことです。本当に英雄なんて物は存在するのか? そこが見所ではないかと私は思います。
ですが、もし、単に面白いか面白くないかと聞かれたら、面白くないと答え、こちらよりも硫黄島からの手紙の方が良いと私は答えます。それは私が日本人だからと言う感情も含まれているためかもしれませんが、硫黄島からの手紙と比べて感動というものが足りないなと思いますね。同じ硫黄島を舞台にしているとはいえテーマが少し違うため、何とも言えませんが、やはり硫黄島からの手紙の方が1枚上手ではないでしょうか。ですから、両方見る場合は私としては本作を見てから硫黄島からの手紙を見ることをお勧めします。


公式サイトLink
父親たちの星条旗をWikipediaで調べる→父親たちの星条旗W
父親たちの星条旗 (特別版)Link

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