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Path to War (ジョンソン大統領/ヴェトナム戦争の真実 )

~あらすじ~
アメリカ合衆国第36代大統領ジョンソンの、あまり知られていないプライベートな姿を通じて、20世紀戦史にその名を残す、ヴェトナム戦争の真実に迫る歴史ドラマ。
(ムービー・プラス紹介より)

私の評価:

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~感想~
私にはジョンソン大統領はヴェトナム戦争を拡大させてしまったぐらいの知識しかなかったため、大統領の就任から任期満了までを描いたこの映画を理解するのは、なかなか難しかったです。本人はもとより、閣僚などの人間関係であるとか、ヴェトナム戦争の状況など、あまり注意してみていなかったために理解するのに見終わってから見直した部分もありました。

この映画がどこまで真実、リアルであるかはさておき、注視していないと気付かないところがあったりしますが、前述のように私のようなものが端的にこの流れを理解するのには良い映画だったのではないかと思います。

印象としてはジョンソン大統領はケネディ政権下の副大統領として就任してケネディ大統領暗殺により棚ぼた式に大統領となり、1年後に改めて選挙により大統領となったわけですが、人種差別を撤廃する公民権法をはじめ、多くの法案を通し、内政には秀でていましたが、ケネディ前大統領とマクナマラ国防長官の画策し、きっかけを作ったヴェトナム戦争のせいで、それら功績の影が薄くなってしまい、不運な大統領であった、そのような感じでした。

なぜ、ヴェトナム戦争を拡大してしまったのか、早期終結することができなかったのか、それは劇中ではジョンソン政権下でも国防長官を務めたマクナマラ国防長官の進言という名のコントロール、そのようなものがあったように描かれていました。しかし、すべての閣僚が賛成するというわけではなく、早期に反対する閣僚もいたため、結局のところ、ジョンソン大統領は何か、呪縛にとらわれたといいますか、己の決断を誤ったというほか無いのかもしれません。

リンドン・ジョンソンをWikipediaで調べる→リンドン・ジョンソンW
ロバート・マクナマラをWikipediaで調べる→ロバート・マクナマラW

米Wikipediaでの映画情報(Path to War)Link


Path to War [DVD] [Import]Link

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Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!

~あらすじ~
伝説の“ヘンなおじさん”が、カンヌで大暴走?! 教会のくじ引きで、カンヌでの1週間のヴァケーションとビデオカメラが当たったビーン。ウキウキのビーンは、早速カメラ片手に列車でパリに向かった。リヨン駅からカンヌ行きの列車に乗るところを通りすがりの男性に頼みカメラで撮影してもらうビーン。しかし、ビーンがあれこれ注文をつけているせいで列車が走り出し、男性はホームに置き去りにされてしまった。列車には父親とはぐれ、心細そうにしている10歳の男の子がいた…。
(Amazonより)

私の評価:

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~感想~
10年ぶりの劇場版ということで、面白い、確かに面白いのですが、私が最初に見たとき、小学生の時に受けたこんなに面白くて感動する映画があるのかという衝撃と比べると、その衝撃は薄れた感じがしました。それは単に自分の成長による感性の変化や、前作の劇場版は3、4回見たと思うのですが、最後に見たのが、おそらく中学生の時(6,7年前)であるため、かなり頭で美化されているといった事を考慮すると無理もないかもしれません。

ですが、どうもビーンってこんなにいたずらをする悪いおじさんだっただろうかと感じてしまいました。確かに前作でもとんでもないことをやらかしていましたが、なんか違うなぁと違和感を受けたのは事実です。妙にビーンがしゃべっていた気がしたのは気のせいでしょうかね、ビーンってほぼ無口でパントマイム的なキャラクターという印象があったので…。

まあ、そんな深く考えなければ普通に笑えて楽しい映画ですし、ミスタービーンのスタンスそのものは変わっていないと思います。それと最後の幕を下ろすところは古典的と言えば古典的なのかもしれませんが、映画の始まりから終わりまででちりばめられた要素が終結するという手法、私は好きです。

ちなみに、よく映画、アニメ、ゲームなど続編が出ると、イメージを壊されたとか、作らないほうが良かったとか、そういった意見が出たりします。私の感想もそれに当たるのかもしれませんが、そうは思いません。
娯楽映画として直感的に笑いと感動を与えてくれるという点は変わりないのですから。


Mr.ビーンをWikipediaで調べる→Mr.ビーンW
公式サイトLink
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ITエンジニアの生態がわかる! SEの歩き方 (1年生クリエイター成長日記)

~あらすじ~
プロフェッショナルの仕事現場を取材し、プロの仕事術を解説するシリーズ第三弾。ビギナーが本当に知りたいSEの実際と将来について解説し、SEになりたい人への指針とします。架空の新人スバル君と一緒に、mixiや楽天、ニコニコ動画といった人気のWebサービスや日立やサイボウズ、NECへの取材により、具体的な案件を元にして、プロフェッショナルならではの考え方や仕事の進め方を学んでいけます。スバル君のブログとマンガは必見!
(Amazonより)

私の評価:

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~感想~
ふと目について、一応SEを目指している私にとっては面白そうな本だと思い読んでみました。

本当に初歩的なところから書いてあり、私自身既に知っていることが結構あったのですが、わかりにくい用語にはちゃんと解説が付いているなど、丁寧な本でした。また、漫画、イラストを交えて書いてあるところもよかったと思います。

私が一番興味を引いたところはやはり、実際の現場で働く方々へのインタビューでしょうか。
日立システム(ITコンサルタント)、サイボウズ(グループウェア(ソフトウェ)開発)、NEC(金融機関システム開発)、mixi(Webアプリケーション開発)、楽天(ミドルウェアエンジニア)、ドワンゴ(ニコニコ動画開発)といった感じで様々なSEの方の話が載っていて、これは大変興味深く読み応えがあり、これらはSEと言ってもその仕事は多岐にわたり、様々なものがあるため自分がSEの仕事の中でも具体的にどういったものに興味があるのかというものを認識させてくれました。

私のようにSEに興味がある、SEになりたいけれど具体的にはよくわからないと言った方は是非読んでみてください。読む分にも気軽に短時間で読み切ってしまえる本ですので。


公式サイトLink
ITエンジニアの生態がわかる! SEの歩き方 (1年生クリエイター成長日記)Link

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ヒトラーの贋札

~あらすじ~
ナチス・ドイツ国家による史上最大の紙幣贋造事件に隠された、ユダヤ人技術者たちの正義をかけた闘いの物語。第二次世界大戦中のドイツ・ザクセンハウゼン強制収容所。ここに集められたユダヤ系の技術者は、“完璧な贋ポンド”札を作ることを命じられる。成功しつつあった贋札作りだったが、やがて彼らは自分の命を守るか正義を全うするかの選択を強いられることになり…。
(Amazonより)

私の評価:

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~感想~
実話を元に作られた映画で、実際にそれなり効果のあった作戦(ベルンハルト作戦W)です。公開されたときから気になっていて今回、縁があり、見る事出来たのですが、全体的に地味で暗い感じですね。私は贋札作りと言う事でもっとスリリングであるとかそういう風に思っていましたが、そういう感じではなく、あらすじにもあるように、ユダヤ人である自分たちが収容所で生き残るために贋札作りを行い、ドイツを助けてしまう事に、おのおのの考えが交錯し、自問自答する、そういったものが主題となっています。

ユダヤ人の収容所での扱いというのは他の映画と同じようにもれなくひどいもので、その辺は同じような映画を何度も見た事のある方は飽き飽きとすると思います。唯一の救いは、贋札指示をする親衛隊少佐が物わかりのいい人だった事。まあ偽善者と言えば偽善者ですが…。

私はどちらかというと贋札作りそのものの方に興味があったので、そういったところを期待すると平凡な出来といった感じがします。主題である贋札を作るユダヤ人達の心情、苦悩というのに共感できなければ退屈な映画という印象は否めません。


公式サイトLink
ヒトラーの贋札をWikipediaで調べる→ヒトラーの贋札
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ブロークン・アロー

~あらすじ~
最新銃ステルス爆撃機のパイロット・ヘイル大尉は核弾頭を搭載しての演習中に予期せぬ事態に遭遇する。隣で操縦していた上司ディーキンス少佐が核弾頭を強奪した上、基地に「ヘイルが狂った」と嘘の連絡。機外に放り出されたヘイルは、消えたディーキンスの後を追うが─。

(Amazonより)

私の評価:

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~感想~
私は何の情報もなくこの映画を見始めたのですが、監督がジョン・ウーWでアクション映画なんですね。てっきり国家、政治的な大きいレベルで動く話だと途中まで勘違いしていました。そんな風に思っていたためか、核弾頭を強奪した理由には大きな意味があるのかと思っていたので、私からすると、こんなしょうもない理由で強奪したのかと拍子抜けしました。

ですが、勘違いせずにアクション映画として見れば、ストーリー展開に色々と無理や違和感がある所もありますが、普通に面白いですし、アクションも多彩で迫力があり良かったです。また、これは良かったのか分かりませんが、ジョン・トラボルタWの悪役ぶりが主人公よりも目立つほど現れていていいキャラに仕上がっていましたね。


ブロークン・アローをWikipediaで調べる→ブロークン・アローW
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