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パリの100年展&ウルビーノのヴィーナス展を見てきました

地獄の門
国立西洋美術館の前庭にあるロダンの地獄の門です

今日は学校が創立記念日ということで休みでしたので上野の東京都美術館Link で開催中のパリの100年展Link (7月6日まで)と同じく上野の国立西洋美術館Link で開催中のウルビーノのヴィーナス展Link (5月16日まで)を見てきました。

メインとして東京都美術館に行こうと考えていて気力があれば国立西洋美術館にも行こうと考えていたので、最初に東京都美術館に行きました。到着したのは10時過ぎです。

平日の午前中ということもあり上野公園には年配の方が多かったのですが、季節がらか修学旅行生を多く見かけました。そのため、美術館も混雑するかと思ったのですが、美術館に入る中学生はあまりいなかったり、いてもじっくり見ているなんて事はなかったので特に問題はありませんでした。おそらく私も中学生の時に訪れていたらさーっとまわっていたでしょうね。(笑)

さて、東京都美術館のパリの100年展ですが、全体的に内容が地味な感じでした。ルノワール、セザンヌ、モネなど有名な画家の絵もありますが、どうもパッとしない感じ。一番印象深かったのはユトリロの『コタン小路』とジョルジュ・ダンテュの『トロカデロ公園、サイ、雪の印象』かなと。もう少し展示作品を頑張れなかったものかと思いました。ですが、絵だけではなくエッフェル塔の誕生までの歴史や建造中の写真、同時期の文学者についてなども併せて公開されていたのはなかなか面白かったと思います。
ゆっくりと1時間半ほどかけて回り、ユトリロとデュフィの2枚だけポストカードを購入しました。でも一番欲しいと思った上で挙げたダンテュのサイが無いのは残念でした・・・。
出た時、時間は12時を回っていたかと思います。

パリの100年展だけでもかなり疲れた感じではあったのですが、折角来たのだしと思い、初めて国立西洋美術館に足を運びました。ウルビーノのヴィーナス展はNHKの新日曜美術館Link で紹介されていたのを見たのでそれで充分かなとも思っていましたが、

行ってよかった! 見てよかった!
ウルビーノのヴィーナス!
最高です! エロスです!


と今でも興奮冷めやらぬ感じで、これだけのために1100円を出す価値は充分にあったと感じました。何時間でもじっくり見ていて飽きないと思いました。絵をどこから眺めても私を見つめているように見える良かったです。
ちなみにこちらでは6枚のポストカードセットを買いました。ですが、こちらも何故か私の気に入った他の絵のポストカードが無くて残念だったり・・・。

また、チケットで常設展の方も見ることが出来るので当然ながらこちらも初めて見たのですが、クールベの波はいいですねぇ。モネの睡蓮も良い感じでした。

それと、これは美術館に入らなくても見られるのですが、ロダンの考える人と上に画像を載せた地獄の門も初めて見ました。何と言いますか、おお!これがか!というのが第一印象で個人的には彫刻品は絵画に比べて興味はないのですが、地獄の門の大きさには圧倒されました。

最後にこれはおまけといいますか、帰り際に上野駅からすぐの上野公園に入ったところでパフォーマンスをしていてそれがなかなか面白かったです。

雪竹太郎さんの人間美術館



調べたところ雪竹太郎さんという方で大道芸人としてかなり有名な方だそうです。

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河野通勢展を見てきました

現在、平塚市美術館Link で開催中の河野道勢(みちせい)展Link を見てきました。

平塚市美術館正面



見てきた理由は家から徒歩1時間半ほどで値段も一般200円、学生100円と安かったこと、2月17日にNHK教育で放送された新日曜美術館で「よみがえる大正の鬼才 洋画家・河野通勢Link 」と題され特集されたのを見て興味を持ったためです。

概略については美術館の特設ページLink新日曜美術館の番組アーカイブLink を見ていただければ分かると思います。

感想としてはやはり、展覧会に入ってすぐにあった初期の自然を題材とした作品が一番秀逸でしたね。最後まで見終わってから再入場は出来ないので最初のところまで逆行して見返しました。
草木の細密描写が素晴らしい。ただ、どうもその細密描写ゆえなのか(それとも油彩だからか)、日本なのに日本ではなく、東南アジアや南米のような、それともアフリカ? すごい密林で湿ったような印象を受けました。これは画家がそれを狙ったのか、単に私にはそう見えるだけなのか分かりませんが、日本だけれども、そうではない別の世界という風に見えて面白かったです。
また、この方は自画像を集中的に描いた時期がありまして、その自画像なども印象的で格好良かったですね。

ちなみに画集は2000円でしたが、買わずにポストカードを1枚だけ買いました。売っているポストカードは6枚と少なく、しかも初期の風景画は1枚のみですし、初期ではなく自画像や中後期の作品でも良いなと思ったものはあったのですが、ことごとくありませんでした…。
それと今回初めて平塚市美術館を訪れましたが、茅ヶ崎市美術館Link と比べるとこちらの方がかなり規模が大きく驚きました…また数年前に建て替えたばかり?なのか内外ともに綺麗でしたね。隣町なので良さそうな特別展があればまたぜひ、足を運びたいと思います。

最後に余談ですが、美術館内でどこかで見たことのある人を見かけ、誰だっただろうと思いましたら新日曜美術館に出演されていた平塚市美術館学芸主管である土方さんでした。(笑) ちょうど取材を受けていたようです。

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アンカー展へ行ってきました

現在Bunkamuraで開催中の19世紀のスイスの画家アンカーのアンカー展Link を見てきました。今日が今年の授業の最終日でして帰りに寄り、その時、時刻は2時半頃でした。思っていたよりも空いていたためゆったりと時々イスで休みつつ作品を鑑賞することが出来ました。Bunkamuraというと去年の12月16日にエッシャー展へ行ったLink ことが思い浮かびますが、やはり休日と平日の差は大きいと言うことなのか、人気の違いもあるのか分かりませんが、なるべく行くことが出来るならば展覧会は平日に行くべきだなと感じます。

さて、内容についてですが、写実的で美しい。それ故にそれほど表現方法に目新しさは感じられませんが、当時の人々の過程の日常、特に児童の絵が多く、その着眼点が面白いなと感じました。これはアンカーが教育に対し、強い関心があったことが影響しているそうです。何よりもその作品1つ1つに温かみが感じられ、温かさで心が満たされました。私としては全体的にこういう印象を受ける展覧会というのは初めてだったかもしれません。
作品から刺激を受けるのではなく、作品の雰囲気を肌で感じるように、心を落ち着かせることができ、ゆったりとスイスのぬくもりを感じられる展覧会でした。

ちなみに図録を買おうか迷ったのですが、今回はポストカード6枚買ってすませました。ポストカードは1枚100円なのでお得という面では図録を買った方が良いのですが、何でしょう、金銭的問題が一番ですが、まあ気分でポストカードで良いかなと。(笑)

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フィラデルフィア美術館展へ行ってきました

現在、東京都美術館で開催されているフィラデルフィア美術館展Link を見てきました。
東京都立美術館へ行ったのは今年の2月にオルセー美術館展Link を見てきた以来です。
この展覧会、一言で表すならば、幕の内弁当のような展覧会でした。どれがご飯でおかずかというのは人によりけりでしょうが、様々な時代、形式の絵を見ることが出来るのでお得と言えばお得なのではないでしょうか。
ただ、内容に関しては特にこれだ!と目に焼き付けるほどに感じる絵はありませんでした。(と言いつつ図録を買いましたけれど。(笑))
個人的にはクールベとピサロ、ルノワール辺りが好きだったかなと。あと、ルソーの描く動物はかわいいなと。ルオーの絵も独特な作風が印象的でしたし、オキーフのユリなんか実物を見られて良かったと思いました。どちらかというと特に好きな画家の絵以外は知っているけれどテレビあるいは本、ネットなどでしか見たことのない画家の絵、聞いたことのない画家の絵を見られたことの方が大きな収穫だったかなと。
なんだかんだ言っても、やはり楽しめたから図録を買ったのだと思います。(お得感に釣られた気がしないでもありませんが。)
ちなみに平日の午後でしたがそれなりに混んでいましたね。先に進むにつれ徐々に空いてきた感じではありましたが。だいたい1時間15分ほどで見終わりました。
また、近くの国立西洋美術館でムンク展や上野の森美術館でシャガール展、国立博物館で大徳川展等々開催されているのですが、それほど興味はなかったので、ここ1カ所をみて帰ってきました。

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シュルレアリスムと美術-イメージとリアリティーをめぐって展を見てきました

横浜美術館Link で開催中のシュルレアリスムと美術-イメージとリアリティーをめぐって展Link を見てきました。同美術館に行ったのは5月以来Link です。
そもそもシュルレアリスムとは何かと言いますと・・・私も良く分かりません。(笑)
まあよく知りたい方はこちらをご覧ください→シュルレアリスムW
何故、見に行ったかと言いますと、主な出展作品を見るとキリコ、エルンスト、マグリッドなど見てみたいと思っていた画家の絵があったためで、私の印象では面白い作品と訳が分からない謎な作品の集まりだなと思いました。タイトルと絵がどういう関係があるのか考えても分からないものが多かったり。(笑)
個人的に一番笑えたのは小学生の時誰でも一度はやる?教科書に書いてある人の写真にいたずらをする行為。それのような、ダヴィンチのモナリザにヒゲを付け足した作品。作者は失念しましたが、この作者はこの作品が美術館に飾られるなんて思っていたのでしょうかね。あとはやはり、上であげたキリコ、エルンスト、マグリッドの作品は面白かったかなと。特にマグリッドの絵なんて私にとってはピンポイントで好きな感じのものでした。なかなか見応えはあったのではないかと思います。ただ、こういった作品は考えるな!感じろ!と言う風に見た方が良いかもしれませんね。考えようとすると疲れるかもしれませんので。(笑)

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