~あらすじ~
アイルランド、1920年。
長きにわたるイギリスの支配のもとで、アイルランドの人々の暮らしは苦しいものだった。富と栄光は、イギリス人の支配階級や、イギリスに協力的な一部のアイルランドの富裕層に限られていた。
飢饉、立ち退き、貧困が市井の人々の宿命だった。
彼らはアイルランド独自の言葉(ゲール語)を話すことを禁じられ、ハーリングなど独自のスポーツを楽しむことさえ禁じられていた。
そんな中、アイルランド独立を求める人々の叫びは大きくなるが、その動きを封じようとイギリスから冷酷な武装警察隊”ブラック・アンド・タンズが送り込まれた・・・
(公式サイトより)
私の評価:
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~感想~
予備知識がないと理解しにくいです。その点については公式サイトにストーリーだけでなく、アイルランドの歴史など細かく書かれていますので見られる方はぜひ、本作を見る前にこちらをご覧ください。
私は、そちらを見ずに見ましたので細かいところが理解できなかったのが残念で後悔しました。
ですが、予備知識があったからと言って面白いかと言うとそれは少し違って、予備知識がなかったほうが驚きは大きいと思います。
私のアイルランドに関する知識は「えーとアイルランドって確かイギリスの近くだよね? あれ、イギリスの一部だったっけ?」と言う程度で、過去に悲惨な歴史があったことなど当然知りませんでしたし、現在も続く北アイルランド問題についてもIRAって過激派が何か騒いでいると言った程の認識でしたので、まさか、イギリスが700年にわたりアイルランドを支配して弾圧もこれほどまでにひどいものだったとは正直唖然としました。
そんな内容ですので、正直面白いとは思える映画ではありません。(面白いと言っても様々な「面白い」があるとはおもいますが)
ちなみに言ってしまっても大して問題はないと思いますので書きますと、最後も悲しい終わり方です。
ですが、私のような一般的な?あまりアイルランドについて詳しくない日本人はこの映画を通してアイルランドのこうした歴史を知り、アイルランドに興味を持ち、今も続く北アイルランド問題にも関心を持つきっかけとなるには最適な映画だと思いました。
余談ですが、これを見て我が国でたびたび話題になる大東亜戦争をきっかけとした中韓の日本に対する反日感情、それに関する諸問題を思い出したのですが、私がアイルランドの問題をほとんど知らないのだから、イギリスをはじめとする欧米諸国ならず、離れた国の人々も逆にほとんど、この問題なんて知らないのだろうなと感じました。
そういった意味では最近公開中止も危ぶまれた映画「靖国 YASUKUNI」などありましたが、海外への伝え方って大事だなと思います。
公式サイト
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