~あらすじ~
人間の意欲はあなたが考えるほど続くものではない。人間は一度なし遂げてしまうと、それまでの行為は達成感のみに置き換えられてしまう。達成した途端にドーパミンが切れて、その行為を忘れてしまうのだ。つまり、達成感という"区切り"を付けることによって忘れやすくなる。だから、全てをやりきらないで、あえて8分目くらいで止めるのがいい。
そこで提案するのは、その日の達成度を8割にとどめておくという8割行動のススメ」だ。8割ずつやっていけば、翌日にもつながってゆく。8割でやれば、次もドーパミンが出てくる。いままでは気楽にいくか、全力投球かの2通りしかなかったが、本書はほどよい人生設計を提案する。
8割行動術は、「仕事」「家庭」「恋愛」「人間関係」などなど、どんな場面でも応用できる、幸せになる脳の使い方なのだ。
(Amazonより)
私の評価:
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~評論~
これは素直に面白いですし、「おお、確かに」とか「なるほど、そうか」などと共感できることが多いです。また、セクションが読みやすく(長すぎず短すぎず)分けられていて大変読みやすく、飽きず、ストレスもたまりませんでした。ちなみに著者は大学病院で助教授をしていたのですが、窓際だったため物書きに力を入れ、その後退職し作家となった経歴でそのエピソードも交えて書かれているのですが、病院の裏側が見え、それもなかなか面白かったです。
ちなみに本の題名の通り8割行動、つまり全力ではなく少し気を抜いて行くと良いことがあるよと言う内容でいろいろなケースを交えて書かれていますが、私の場合は普段から何割で行動しているんだと言うぐらいのていたらくですから、もっと力を出して、いや全力で行くべきだと思いますがね。(笑)
本書を偶然発見したのですが、もし、あまり知られていないのであれば、ぜひ周り薦めたいと思いました。もっと評価されて良いと思います。(いや、評価されているのを私が知らないだけか?)
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米山公啓W
すべてがうまくいく8割行動術 [ソフトバンク新書]
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