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没後80年 岸田劉生 -肖像画をこえて-を見てきました

新宿で説明会を終えた後Link 、すぐ近くにある損保ジャパン東郷青児美術館Link没後80年 岸田劉生 -肖像画をこえて-Link を見てきました。

岸田劉生というと、あの怖い麗子像を思い浮かべる方も多いのではないかと思いますが、この展覧会の目玉とされている麗子像は写実的な麗子です。しかし、様々な麗子像の中には化け物のような者もあったりと、あんた娘をどういう目で見てるんだよと思いたくなるような作品もありました。(笑)
展覧会は人が少なくゆったりと見られましたし、それほど作品数も多くはなかったので1時間もかからずに見終わる事が出来ました。様々な肖像画を描く事で物事の本質をとららえる事が出来る。やっぱり色々な作風があった方が面白くて良いですね。

それはそうと、東郷青児の絵ってCGっぽくて好きじゃないと思っていたのですが、目の前にしてみると本格的なCGが出来る数十年も前にこういう絵を描いていたという事は斬新であり、洗練されていて美しい絵であるなと感じました。
美術館より景色
美術館より景色

美術館入口
美術館入口

麗子肖像(麗子五歳之像)
麗子肖像(麗子五歳之像)

古屋君の肖像(草持てる男の肖像)
古屋君の肖像(草持てる男の肖像)

望郷
望郷


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豊洲と渋谷(国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア)と市が尾へ

午前は豊洲で最終面接、午後は市が尾でグループ面接を行いました。
どうでしょうか、豊洲の最終面接は1次面接の時より印象が悪かったのが…。う~む。
ちなみに豊洲から市が尾へ行く間に渋谷駅が経由駅で降りたのですが、今までどこに分からなかった岡本太郎の『明日の神話』を見る事が出来ました。これはすごいですね~。
岡本太郎 明日の神話
岡本太郎 明日の神話

また、午前と午後の間がすごい空いていたため、3月に前売り券購入していたBunkamuraで開催されている国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシアLink を見てきました。平日の11時半でしたがそれなりに人が入っていましたね。ですが、ゆったりと見られて1時間ほどで見終わりました。私としてはやはり展覧会の目玉であるイワン・クラムスコイの忘れえぬ女に釣られて見に行った口でしたが、実際に一番は忘れえぬ女だと思いました。
イワン・クラムスコイ 忘れえぬ女
イワン・クラムスコイ 忘れえぬ女

また、個人的には第3章のリアリズムにおけるロマン主義の作品が一番良かったかなと思いました。アルヒーブ・クインジのエルブルース山-月夜とか透き通っていてしみじみとしましたね。

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東京と新宿へ

午前は東京で説明会、午後は新宿で説明会と筆記試験を受けてきました。

ブリヂストン美術館


3月30日Link に東京で説明会を受けた際に、東京駅近くにあるブリヂストン美術館Link に行きたいと日記に書いたのですが、今回は午後の説明会まで結構時間があったので見てくる事が出来ました。

50分ほどで見終わりまして、和洋問わず有名な画家ばかりでとても見応えはありました。
一番、就活の疲れを癒してくれたというか、ホッとさせてくれたのはザオ・ウーキーの作品でした。
[ザオ・ウーキー] 07 06.85
[ザオ・ウーキー] 07 06.85

絵自体の意図は分からないのですが、就活中で忙しい私の心を落ち着かせてくれて、しばらく椅子に座って眺めていました。


新宿御苑
新宿御苑。暇があれば是非行ってみたいです。

新宿駅
新宿駅


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浜松町で飲み会、そして、東京タワーへ

ビールとおつまみ


今日は午前は国立新美術館Link 、午後は東京国立博物館Link と美術館を巡ったわけですが、実はこの飲み会があっての事でもありました。

友人が浜松町の居酒屋でのみ使える1万円割引券をいただいたそうで、ほぼ、おごってくれるという事で私を含めた3人で飲みに行く事になったのですが、それだけのために浜松町まで行くとなると電車賃がもったいないと思いまして、ついでにということで(どちらがついでか分かりませんが(笑))、夜まで美術館を巡っていたのです。

美術館巡りに誘うというのも考えましたが、興味を持てなければつまらないでしょうし、自分のペースで見て回りたいという思いもあり、現地集合で合流しました。

まあ、飲み会では楽しく飲ませてもらい、K君が生ビールをスクラッチで生ビールをゲットしたりなんてのもありました。
(※以下の画像はほぼK君提供のデジカメ画像です。)
スクラッチ当たり
これが当たる確率は1/20です。

そして、半分出来上がり、店を出た後に、すぐ近くにある東京タワーへ行こうと言う事になりまして、おそらく東京タワーへ行くのが初めての私は飲んだ勢いもありつつ、興奮しながら行ったわけですが、夜景が綺麗でしたね。行って良かったです。昼間は昼間の良さがあるのでしょうけれど、夜は夜で365度の夜景が素晴らしい!
というわけで、夜景をご覧下さい。
東京タワー全景


東京タワー夜景1


東京タワー夜景2


東京タワー夜景3


東京タワー夜景4


東京タワー夜景5


東京タワー夜景6


東京タワー夜景7


こんな感じでとても楽しい1日でした。
今日はありがとう!

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日本近代洋画への道-山岡コレクションを中心に-を見てきました

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茅ヶ崎市美術館Link で1月24日から3月8日まで開催されている日本近代洋画への道-山岡コレクションを中心に-Link を見てきました。
作品数は73点で画家数は49人でした。
一般的に有名な所では円山応挙W浅井忠W黒田清輝W藤嶋武二W青木繁W辺りでしょうか。

平日の午後に行ったのですが、あいにくの雨という事もあってか、なんと観覧者は私1人だけでした。1時間ほどで回りましたが、最初から最後まで私以外の方が見に来る事はなく、独り占め状態でしたので、なんだかとても贅沢な気分になりました。

内容的には去年の9月に行ってきた神奈川県立歴史博物館で開催されていた五姓田のすべて -近代絵画への架け橋-Link に似ていた印象です。ですので、説明が書かれているボードには五姓田派の名前も出てきましたし、作品もありました。さすがに、同じ作品が展示されているという事はありませんでしたが、画家は結構かぶっている部分もあったかと思います。

個人的に印象に残ったのは高橋由一Wの洋画家だけれど日本らしい感じの「鮭図」や、歴史の教科書に必ず載っている風刺画を描いたビゴーの油絵があり驚きました。また、江戸幕府最後の将軍である15代将軍徳川慶喜Wの作品があり、絵自体は微妙だったわけですが、目の前にすると何だか神妙な感じになりました。(笑)
高橋由一「鮭図」
高橋由一「鮭図」

また、五姓田芳柳の1つのキャンバスを2つの枠に分けて左右で対比を描いた「上杉景勝W笑図」に面白みを感じたり、川村清雄の板に油彩した「双鶏の図」など板に描かれた作品は独特の味があるなと感じました。東城鉦太郎Wの「平壌攻略図」や鹿子木猛郎の「日露役奉天入城」など戦争画も格好良かったですね。

そのような感じで、意外と見所のある絵が多かったのですが、私にとっての一番はなんと言っても、青木繁Wの「二人の少女」ですね。
絵としては粗い印象を受けますが、とてもかわいらしく、生き生きとしていて、日本的な良さを感じました。素晴らしい!
青木繁「二人の少女」
青木繁「二人の少女」

全体的な感想としては、これの為にわざわざ遠方より来るほどでも、ない気はしますが、なかなか良い展覧会ではありました。3月8日まで開催されていますので、近くに立ち寄った際に寄られてみてはいかがでしょうか。

余談ですが、私は茅ヶ崎市民だと言うのに茅ヶ崎市美術館へ行ったのは何年ぶりだろうとふと思いました。下手したらオープンした?小学生の時以来かもしれません。(笑)
これからも意欲的な展覧会をして頂けると市民としては嬉しい限りですね。

あと、忘れていました。作品としての面白みは感じませんでしたが、その洋画を取り込もうとする熱意が伝わってきた、素晴らしい細密描写の技術力を感じた作品を載せます。でも、暖かみは感じますね。
五姓田義松「? 形の着物」
五姓田義松「人形の着物」


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