~あらすじ~
ケン・ローチ、アッバス・キアロスタミ、エルマンノ・オルミという3人の高名な監督による物語を1つの感動作にまとめあげた! ローマ行きの特急列車に乗りこんだ初老の大学教授、目的なく日々を過ごす若者、待望のサッカーの試合を見に行く少年たち。それぞれの愛、不安、希望を胸に新しい未来へ旅立っていく。
(Amazonより)
私の評価:
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~感想~
良い意味で「つまらなくはない」映画です。では面白いのか、それは何とも言えない、そんな印象です。この映画はあらすじにもあるように3人の監督が同じ列車に乗り込んだ人々の物語をそれぞれ別の人物を主人公として撮られたオムニバス映画です。(よく見るとちゃんと3つの話には列車以外に接点があります)
私の3作品に順位を付けるならば
3作目(サッカー少年たち)>2作目(兵役義務でおばさんの手伝いをする青年)≧1作目(大学教授)
といった感じです。
どれも最後はハッピーエンドの話(2作目はハッピーエンドと言えるか微妙ですが)で、どれも笑えたり、笑顔になれる作品となっていて、ゆったりのんびりと言った要素を求める方にはお勧めなのではないかと思います。またどの作品からも近年のヨーロッパ・イタリア事情が垣間見えますので、そこも注視すると、より面白いのではないかと思います。
ただ、私もよく知らなかったのですが、日本でも911以降検査が厳しくなりましたね。イタリアでは列車でもテロへの警戒が厳重なようで1作目ではその様子が映されたり(この列車は国境をまたがる電車なのでそうなるのは当たり前かもしれませんが)、1作目と3作目では難民が多いのかその様子が描かれています。舞台はローマ行きの列車なのでそこら辺のイタリア事情を知っていると、より楽しめるかもしれません。
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