岸田劉生というと、あの怖い麗子像を思い浮かべる方も多いのではないかと思いますが、この展覧会の目玉とされている麗子像は写実的な麗子です。しかし、様々な麗子像の中には化け物のような者もあったりと、あんた娘をどういう目で見てるんだよと思いたくなるような作品もありました。(笑)
展覧会は人が少なくゆったりと見られましたし、それほど作品数も多くはなかったので1時間もかからずに見終わる事が出来ました。様々な肖像画を描く事で物事の本質をとららえる事が出来る。やっぱり色々な作風があった方が面白くて良いですね。
それはそうと、東郷青児の絵ってCGっぽくて好きじゃないと思っていたのですが、目の前にしてみると本格的なCGが出来る数十年も前にこういう絵を描いていたという事は斬新であり、洗練されていて美しい絵であるなと感じました。
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