~あらすじ~
ナチス・ドイツ国家による史上最大の紙幣贋造事件に隠された、ユダヤ人技術者たちの正義をかけた闘いの物語。第二次世界大戦中のドイツ・ザクセンハウゼン強制収容所。ここに集められたユダヤ系の技術者は、“完璧な贋ポンド”札を作ることを命じられる。成功しつつあった贋札作りだったが、やがて彼らは自分の命を守るか正義を全うするかの選択を強いられることになり…。
(Amazonより)
私の評価:
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~感想~
実話を元に作られた映画で、実際にそれなり効果のあった作戦(
ベルンハルト作戦W)です。公開されたときから気になっていて今回、縁があり、見る事出来たのですが、全体的に地味で暗い感じですね。私は贋札作りと言う事でもっとスリリングであるとかそういう風に思っていましたが、そういう感じではなく、あらすじにもあるように、ユダヤ人である自分たちが収容所で生き残るために贋札作りを行い、ドイツを助けてしまう事に、おのおのの考えが交錯し、自問自答する、そういったものが主題となっています。
ユダヤ人の収容所での扱いというのは他の映画と同じようにもれなくひどいもので、その辺は同じような映画を何度も見た事のある方は飽き飽きとすると思います。唯一の救いは、贋札指示をする親衛隊少佐が物わかりのいい人だった事。まあ偽善者と言えば偽善者ですが…。
私はどちらかというと贋札作りそのものの方に興味があったので、そういったところを期待すると平凡な出来といった感じがします。主題である贋札を作るユダヤ人達の心情、苦悩というのに共感できなければ退屈な映画という印象は否めません。
公式サイト
ヒトラーの贋札をWikipediaで調べる→ヒトラーの贋札
ヒトラーの贋札
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