セザンヌ主義―父と呼ばれる画家への礼讃を見てきました

横浜美術館正面



横浜美術館Link で開催中のセザンヌ主義―父と呼ばれる画家への礼讃Link を見てきました。

帽子をかぶった自画像
帽子をかぶった自画像


「近代絵画の父」として知られるポール・セザンヌW、その画家の描いた絵は、象徴主義Wナビ派WフォーヴィスムWキュビスムWエコール・ド・パリWなど様々な画家に影響を与えました。
それは日本においてもそれは例外ではなく、洋画家はもとより、日本画家にも波及しました。
セザンヌの絵を中心に、そんなセザンヌ主義とも言えるセザンヌの影響を受けた画家らの絵を交え、その波及と足跡をたどる展覧会です。


以前から他の展覧会でセザンヌの絵をふれてきて、セザンヌの絵は自分には向いていないなと薄々感じていたのですが、今回のセザンヌを中心とした展覧会を通して、はっきりしました。

現時点では自分にセザンヌの絵を受容できる、良いと思える感性がない

と。(笑)
あえて言うならば、風景画、とりわけセザンヌがアトリエを構えたプロヴァンスの絵は割と好きかなと思います。

だからと言ってつまらなかったというわけではありません。
この展覧会の趣旨の1つであるセザンヌが与えた影響を知るという点では、みんな、影響受けているんだなぁ、確かに似ているなぁと、そういうものがはっきりと感じる事ができました。特にピカソらを代表とするキュピズムなんて最初は本当にセザンヌの影響なんてあったのだろうか、と疑っていたのですが、本当にあったんだなぁと今回の展覧会で感じ取ることができて良かったです。

私がこの展覧会で見ることができて良かったと思った作品は安井曾太郎Wの『婦人像』、これは以前テレビで見てから見てみたいと思っていました。私はまさかこの絵が展示されているとは知らなかったため、嬉しかったです。
また、ナビ派のモーリス・ドニWの絵も明るい、黄色がいいなと思いました。あと、おもしろかったのが日本画でセザンヌの影響を受けた小野竹喬W。日本画なのにセザンヌを感じるという違和感が良かったです。

とまあ私の感じた見所はこんなところでしょうか。

月曜の3時過ぎから見ましたが、まあ比較的少なくゆったりと見れた感じですね。1時間20分ほどで見回ることができたかと思います。

ちなみに横浜美術館に行ったのは1年ぶりです。
シュルレアリスムと美術-イメージとリアリティーをめぐって展を見てきましたLink
個人的にはやはりシュルレアリスムみたいな普通じゃない絵の方が好きかなと。

commentComment [0]  pingTrackBack [0]

献血27回目、ポケットをたたくとビスケットが…

前回Link はハプニングがありましたが、今回は特にそういったことはありませんでした。ただ、待ち人数が多かったため、前回より時間がかかってしまったかもしれません…。

あ、でも採血の後、何で私にはビスケットくれなかったのだろうと…
私以外はもらえるのではと思い、本採血を待っている間を他の人の採血を見ていたのですが、どうももらえる人ともらえない人がいるようで、単に看護師さんが忘れていたということではないようです。そんなに気になるならば聞けば良いのにと思われるかもしれませんが、一応ボランティアなわけですし、意地汚いと思われるのも嫌なのでそのまま傍観しました。

しかし、何か基準があるのでしょうかね・・・

commentComment [0] 

土、泥の味がする飴 嗅覚と味覚の関係?

紅参 KOREAN RED GINSENG PLUS CANDY



タイトルの通りです。
妹が知り合いからもらったとのことで、事前に土のような味がすると聞いていて食べるのが怖かったので私に毒見させた次第です。(笑)
包装には紅参 KOREAN RED GINSENG PLUS CANDYと書かれています。紅参というのは調べるとどうやら高麗人参だそうで、この商品自体は検索しても出ませんでしたが、同じ高麗人参ジュースなどの味の感想を見るとどうやら同じように土や泥のような味がするようです。

これは3年前になめた湿布味のキャンディーLink を彷彿とさせました。

私は頑張ってなめきりましたが、どう考えても吐き出すと思います。私がなめきれたのにはちょっとした秘密がありまして、鼻をつまむと甘さしか感じないのです。つまり「土や泥のような味」というのは実際は、においだったということなのかもしれません。嗅覚を失うと味覚も低下するという事なのか、両方の機能が正常であることで初めて「味」を感じることができるのか・・・
味覚W嗅覚Wの関係は難しいですね。
(検索するといろいろ出てきますので興味をもたれた方はぜひ調べてみてください)

commentComment [0] 

近代日本画の巨匠 速水御舟-新たなる魅力 を見てきました

洛北修学院村
洛北修学院村

平塚市美術館Link で開催された「近代日本画の巨匠 速水御舟W-新たなる魅力」を見てきました。

画法が一貫していないため、本当に全部同じ手による作品なのかと驚きました。伝統的な日本画、西洋画のような細密画を取り入れた日本画、琳派、印象派など様々なものを吸収し、絵を取り入れていて、その器用さには圧巻でした。作風がコロコロと変わるのは良くないという人もいると思いますが、常に新しいもの挑戦し、取り入れるという姿勢が私は好きですね。ただ、もしかしたら、才能に恵まれるということは画家にとって時に弊害となるのかもしれない、この展覧会を通してそんな風にも感じました。

私が一番好きだったのは上に載せた「洛北修学院村」です。これは絵そのものが良いというよりも、青が素晴らしいなと感じました。心を包み込んでくれる、そのような印象です。これは他の作品にも言えることなのですが、御舟の描く青は青がもともと持つ、心を落ち着かせてくれるという心理的効果をさらに高めている、そのような深みを感じ取る事ができます。

樹木
樹木

「猫(春眠)」と「山茶花に猫」
「猫(春眠)」と「山茶花に猫」


他に良いと思った作品をあげると、生き生きとした生命力あふれる「樹木」や「猫(春眠)」などかわいい猫を主題とした作品、「丘の並木」や「晩冬の桜」といった葉の枯れ切った細い枝木の哀愁漂わせる繊細な作品などでしょうか、ちなみに私は御舟の描く人物画はあまり好きになれませんでした。人物画も上記のように様々な画法で描かれているのですが、どれも巧いとは思います、しかし、心に来るようなものはありませんでした。まあこれは私自身が男性画には男らしさ・強さ、女性画には美しさ・色っぽさ・妖艶さのようなものを求めているせいでもあるのかもしれません。(笑)

約1年後に山種美術館Link でも御舟の展覧会が行われるということで機会があればぜひ行ってみたいと思います。

ちなみに今日が最終日ということで、あいにくの雨の中、自転車を走らせ30分ほどかけて行ってきましたが、空いていて、最後まで一通り見たら、折り返して作品を見直すなど、ゆったりと見ることができたので行った甲斐はありましたね。平塚市美術館は2月に行った河野通勢展Link 以来ですが、家から交通費をかけずに行けるところですので、是非今後もこういった意欲的な展覧会を期待したいと思います!


commentComment [0]  pingTrackBack [0]

水替え、意外と・・・

水を入れ替えた水槽


毎週恒例となったあ水槽の水替えをしました。
意外と見えないところはコケが付着していて、ずっと洗わないというのも限界があるのかもしれないと感じましたが、まあ、とりあえずは今のスタイルで水替えを行いたいと思います。

ところで、先日、家の外装をリフォームするために家の周りに足場を組んだので庭で作業するのが結構大変でした。

それと写真は毎回変わり映えしなくても正面から撮る写真が一番良いと思ったので正面から撮りました。


commentComment [1]