HDD故障から交換までのまとめ

これはもう3週間ほど前のことになるのですが、インターンシップなど色々あり、まとめようと思っていたら時が過ぎてしまい、今頃書くこととなってしまいました。

私が高校入学のときに親に購入してもらったNEC製パソコン、PC-VC5002DLink が突然再起動したと思ったら黒いDOS画面で

SMART機能でエラーが検出されました。すぐにハードディスクをバックアップして、交換してください。ハードディスクドライブ。故障が発生する可能性があります。
キーを押すと、続行します

と今まで見たことのないエラーメッセージが出てきまして、故障する可能性があるということだから、まだ間に合うと思ったのです。今からすぐにバックアップを取ろうと。
そんなわけで、当然F1キーを押すわけですが、ウィンドウズが起動したと思いましたら、なんと再起動で上記のエラーメッセージが再度出てきて、また同じようにF1キーを押しても再起動の繰り返し・・・

バックアップしてくださいと言われても起動できなくてバックアップできないじゃないか!

と。しょうがないので何とか起動できないものかと調べることにしました。
まず、SMART機能とは何なのか、SMARTとはSelf-Monitoring, Analysis and Reporting TechnologyWの略で、HDDの故障を早期発見や予期をして完全に壊れる前に対処するためのものだそうです。
さらに調べていくとSMART機能を切れば起動できるかもしれないということで、BIOSWからSMART機能を切ることに試みたのですが、SMART機能の項目があっても有効という設定が固定されていて切れません。

しかし、ここで諦めるわけにはいきません。
さらに調べますとHitachi Feature ToolGHitachi Drive Fitness TestGを使えば切れる可能性があることが分かり両方試しました。しかし、変更してもBIOSでは反映されず・・・

え、もう諦める?
いやいや、まだあきらめるわけにはいきません。
最終手段で内臓HDDをパソコンから取り外し、HDDの接続(IDE接続)とUSBの変換ケーブルケーブルを3000円ほどで購入してきて別のパソコンにつないでデータのバックアップを試みましたが、認識されませんでした。

さすがにここで私も四方八方手を尽くしたということで、最後にダメ元でNECのサポートセンターに電話をしましたが、直すのに最低数万かかり、直ったとしてもデータの保障はないとのことでそんなのは馬鹿らしいとデータをあきらめ、自分でHDDを購入して交換することにしました。
(まだHDD復旧の専門業者など手はありますが、それには相当額かかり、そこまでするほどのデータではなかったので依頼はしませんでした。)

と言っても内臓HDDなど買ったことのない私はまず、パソコンに内蔵されているHDDはどういう形式なのかとかパラレルATAとシリアルATAの違いとか良く調べて、価格.comで検索してHGST(日立IBM)のHDP725025GLAT80Link を購入しました。数年前に外付けHDDを購入したことがあるのですが、HDDも安くなっているのだなという印象を受けましたね。

そして、接続して無事、動きました。
幸い、リカバリーディスクはかなり前にですが、作成していたのでそれを使用して無事商品出荷状態のパソコンと同様となったわけです。

この一連のHDD故障から交換で学んだことはバックアップは大事ということです。いつなんどき、このような事故が起きるとも限らないので必要なデータはバックアップはこまめにとらなければならないなと痛感しました。
ただ、なかなかそうは思っていても心の中にまさかうちのPCが、大丈夫だろうという思い込みがあり、バックアップの必要性は理解していてもバックアップを忘れがちになる方が多いと思うのです。そこらへんはHDDに入っているデータを失った場合のリスクを良く考え、気をつけるべきでしょう。

ちなみにもう1台のPCもなんだか今動作が不安定でまずい気がしています・・・とりあえず必要なものはバックアップを取りましたが、心配ですね。
そのうちそのPCのHDDも交換することになるかもしれません。

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