スーパーエッシャー展に行ってきました

なるべく休日に行きたくはなかったのですが、もう定期が切れるまで日にちがないのと、平日に行くのは困難であるため、土曜も授業を入れている私は、学校帰りにやむ負えず16日(土)に行ってきました。ついたのは4時半ごろ。そうしたところ、なんとさっそくチケットは30分待ち。私は前売り券を買っていたので楽々入場できましたが、入っても混んでいました。私はなるべく近くで作品を見たかったため、流れに沿って歩いて行ったのですが、作品を解説するニンテンドーDSを貸出していたためか、作品の性質が故かは分かりませんが、とにかく進みが遅い。最初の辺りなど特に進みが遅く、体感時間では1つの作品を10分ぐらい眺めていたような気さえします。おかげで必要以上に1つ1つの作品を堪能できたことは間違いありません。(笑) そんなこんなですべての作品を見終わるのに3時間ほどかかりました。
作品については学校の図書館の画集でいろいろ見ていたので、見たことのある作品については「おお実物だ」と感心したり、やはり生で、間近で細かいところまで見ることができたのが何よりの至福でした。また、習作が何点か展示されていたのも作品ができる過程を知ることができて良かったなと思いました。
1月13日までやっていますのでぜひぜひお近くの方は行ってみるとよろしいかと思います。
スーパーエッシャー展公式サイトLink

ちなみに見終わった後での販売コーナーで図録は買おうと思っていたのですが、私を誘惑するエッシャーグッズが並んでおり、なんやかんやで誘惑に負けてしまい8000円ほど使いました。(^^; (これでも我慢したほう?) まあここ以外では買う機会なんてあまりありませんでしょうから奮発してしまいました。
内訳はこんな感じです。
エッシャーグッズ


まず右下の本がスーパーエッシャー展の公式図録、その左がハウステンボスの図録? なぜ2冊も買ったかというとスーパーエッシャー展の公式図録だと展示されていたものしか載っていないためそれを補うためで、他にも画集は売っていましてこれよりも大きい本もあったので迷ったのですが、両方とも日本語で書かれているということでこの二冊を選びました。(各2500円ぐらい)
で、問題は上のガチャガチャです。これ1つ300円です。で全6種類でして全部集めるのに10回やりようやく集めることができましたが、画集より高くついてしまいました・・・。(^^; 10回でコンプリートできたことを吉とみるか凶とみるか、それは人それぞれでしょうが、まあ良いほうだったのではないかなと思います。いや、思いたい。(笑)
(どうせネットでコンプリート品が3000円以下で売っていたとしても・・・)

ちなみに全6種類はこんな感じです。
エッシャーのガチャポンの中身


他にもポスターやジグソーパズル、マグカップ、などなど買いたいものはありましたが、さすがにそこまでお金を使うわけにもいかないので堪えました。

さて、興奮冷めやまぬ今日は図録を見て、どんな作品があったかを再確認して眠りにつきたいと思います。(^^)

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感想続きだったのでちょっと日記

学校で箱根駅伝への陸上部の壮行会がやっていました。彼らは学校休みになってもずっと練習などで大変でしょうが、ぜひ頑張ってもらいたいものです。
私は・・・

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マルドゥック・スクランブル

~あらすじ~
なぜ、私なの?―賭博師シェルの奸計により、少女娼婦バロットの叫びは爆炎のなかに消えた。瀕死の彼女を救ったのは、委任事件担当官にしてネズミ型万能兵器のウフコックだった。高度な電子干渉能力を得て蘇生したバロットはシェルの犯罪を追うが、その眼前に敵方の担当官ボイルドが立ち塞がる。それは、かつてウフコックを濫用し、殺戮のかぎりを尽くした男だった…弾丸のごとき激情が炸裂するシリーズ全3巻発動。
(Amazonより)

私の評価:

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~感想~
まず、何故読もうと思ったか。この本を見つける前に以前村田さんの展覧会に行ったLink と書きましたが、その村田さんがキャラクターデザインを手がけるアニメがOVAで出るというのを知りまして、その後偶然に、学校の図書館で原作であるこの本を発見し、よし読んでみるかと思い読み始めました。(3巻にわたる長編とは知らずに(笑))
内容はどうかというと、淫猥さとグロテスクさなど暗い雰囲気が漂っていて正直言ってあまり人には薦めようとは思わない本ですね。面白いか面白くないかと言われたら面白かったかったですが、う~むなんと言えば良いのかな、良くもまあこんなものを書けると言うかなんと言うか、すごい作品であると同時に難しいものでした。3巻のあとがきからも伝わってきますが、作者の渾身の作であると言うことがひしひしと伝わってきます。私は1巻だけだと思い、通学の電車内のみで読んでいたのですが、読んだ後に2、3巻があることに気づき、ある意味唖然としましたが、読んでしまったのだから仕方ないということで、2,3と電車内でひたすら読み続けて全て読み終わるのに3,4週間かかりましたね。(あくまで電車内(笑)) 私はどうもたとえよく分からなくとも同じものを2度見たり、読んだりはあまり好きではないので、しませんがもう一度読み返さないとよく分からないなと感じました。(特にカジノの部分)

2007年9月26日追記
OVA化は数ヶ月前に製作中止となりました。残念です・・・

作者のサイトLink

マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)Link マルドゥック・スクランブル―The Second Combustion 燃焼 (ハヤカワ文庫JA)Link マルドゥック・スクランブル―The Third Exhaust 排気 (ハヤカワ文庫JA)Link

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亡国のイージス

~あらすじ~
首都・東京を人質に、最新鋭の防空システムを持つイージス艦“いそかぜ”が乗っ取られた。特殊兵器を東京に向けられ、残された時間は10時間という中で、国家最大の危機に立ち向かう男の姿を描くスペクタクル・エンタテインメント大作。
(Amazonより)

私の評価:

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~感想~
えーとですね。原作を読んだのは確か高1のときですから4年前になりますね。なのでもう詳細の記憶はかなり薄い状態で見ました。私からしたらLink 気の遠くなるようなハードカバーの654ページをあの時よく読んだなと感心します。そのため、どう2時間に収めるか見ものだったのでした。しかし、やはり2時間で収めるのは無理があったようで、内容的には薄っぺらい感じでしたね。一番驚きだったのは原作では主人公?の如月行は、敵側だという風に思わせる展開が長かったと記憶しておりますが、映画ではあっさりと味方だと分かってしまい、おいおいと思わず思ってしまいました。あの本を読むのはきついと思いますが、映画より原作を読んでほしいと私は思います。
(と言いつつ、原作は1度読んだきりずっと本棚ですが。(笑))

公式サイトLink

亡国のイージスLink 亡国のイージス 上 講談社文庫Link 亡国のイージス 下 講談社文庫Link 亡国のイージスLink

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エッシャーが僕らの夢だった

~あらすじ~
ミック・ジャガー、磯崎新、中村桂子、羽生善治…たくさんの著名人に愛される異端の版画家M.C.エッシャー。彼の世界最大のコレクションが、日本にあるのは何故なのか?アウトサイダーとしての生き方を選び、エッシャーの絵に魅せられ東京で夢を追い続けた3人の男たちの青春群像。60~80年代を舞台とした、心を熱くさせる物語。
(Amazonより)

私の評価:

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~感想~
この本はエッシャーやエッシャーの作品自体のことを重点とした本でなかったので、読んでいるうちにそれに気づいたときは少し残念に思いましたが、そんなことを別として本として面白く満足させてもらいました。甲賀正治という方が借金をしてまでバブル期に7億円をだしてエッシャーコレクション(作品から下絵、遺品など数百点)を購入するまでの話をエッシャーの作品が日本にどのように紹介されていったのか、各人のエッシャーへの想いを当時の美術界、時代背景などを交えて書かれています。
とりあえず、最初から驚きました。 時代は1966年、学生運動真っ盛りで主人公である甲賀さんがなんと私の大学を中退するところ(しかも同じ学部)から始まるのです。具体的に大学名は書いておらず、アルファベットで頭文字が書かれているだけですが内容から分かります。驚きというかこの偶然性には笑わさせてもらいました。
そのほかに印象に残ったのは、我が国における終戦から高度経済成長、戦後の美術への関心、美術展の様子の推移など。主題はエッシャーとコレクションを買う甲賀さんなのですが、そういったものが作中にうまく取り込まれていて、大変興味をもって読むことができました。またなんといっても、私の知らない 60~80年代の雰囲気、この本に出てくる様々な人物のエッシャーにかける情熱、仕事にかける情熱を強く感じさせてくれる本で、これからエッシャー展へ行く予定の私にとっては本当に良い本でした。

p.s この文章自体は1か月ほど前に書いたものだったのですが、なかなか投稿する機会がありませんでした・・・。やっと公開。

こちらは最近出版された「エッシャーが僕らの夢だった」の再編集し文庫化されたものです。
エッシャーに魅せられた男たち 一枚の絵が人生を変えた (知恵の森文庫)Link
こちらが私の読んだ方です。(現在品切れ中)
エッシャーが僕らの夢だったLink

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