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時をかける少女

~あらすじ~
主人公である紺野真琴はあるきっかけから時を現在から過去へさかのぼる事が出来るタイムリープの力を得た。最初はこの力で失敗したことをやり直せると喜んでいた主人公であったが次第にそうとは限らないと言うことに気づいていく・・・

私の評価:

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~感想~
去年上映されたときネット上で好評であったため、私も劇場へ見に行きたいと思っておりましたが、残念ながら近くで上映していなかったため見にいくことが出来ませんでした。それで今回レンタルが始まったということで借りてみることが出来ました。
本作はアニメ映画で、舞台は夏です。その夏の情景が素晴らしいですね。全体の雰囲気が好きというのもありますが。内容はどうかというと、あらすじにも書きましたが、現在から過去へさかのぼることが出来るタイムリープという力がテーマであり、それを使うことによって生じる様々な出来事がおおかたの内容です。もし、そのタイムリープを使えたらと考える方も多いでしょうが、時をさかのぼって既に起きた事象を変えてしまうことで、自分にとって良いことにしたとしても、それにより他に影響を与えてしまい、それが悪いことに繋がってしまうことがある。過去を変えると言うことは色々と大変なことだと警鐘をならしています。もちろん、そんなことは出来ないわけで、つまりはただ後悔するのではなく今を精一杯生きて、後悔するときは後悔しろ。と言ったことを訴えているように思えました。
もう一つのテーマは青春です。上で述べたタイムリープと絡み合って甘く切ない青春が描かれており、これには思わず「ああいいものだ・・・」と感じてしまいました。また、音楽も素敵な曲が多く、映画を引き立たせてくれていましたし、キャストも主人公をはじめ、声優ではない方が多かったですが、十分にはまっていて良かったと思います。私個人としては主人公みたいな子、好きですねぇ。(笑)
では何故、星5つではないのかと言いますと、劇中に主人公の使ったタイムリープを使って未来から作中の現代にさかのぼってきた人物がいるのですが、そのあたりが曖昧で不明確だったので私としてはもう少しそのあたりの説明も欲しかったかなと思いました。ですが、約100分でこれだけ良くまとめられるのはすごいなと思います。夏を気持ちよく涼しく感じられる作品でした。

余談ですが、私が借りてきてDVDをテーブルにおいておいたところ、親が「これ、薬師丸ひろ子の奴?」と聞いてきて違うよリメイクしたアニメ映画だよと言ったところ、な~んだと言って見ず、途中から妹が見だしたわけですが。妹も良い映画と言っていました。これは普通にジブリ映画のように大人でも楽しめるアニメ映画だと思うのですがね~。今度、原作と実写映画の方も見る機会があれば・・・と思います。


公式サイトLink
時をかける少女 通常版Link

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父親たちの星条旗

硫黄島の星条旗



~あらすじ~
61年前、硫黄島で撮られた1枚の写真が太平洋戦争の運命を変えた。
1945年2月16日、米軍による硫黄島への侵攻が始り、この戦いは日本軍の戦死者約2万名、米軍戦死者約7000名という激戦であった。
そして、撮られた1枚の写真に写った将兵は国によって祭り上げられ、様々な波紋を呼ぶのだった・・・

私の評価:

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~評論~
まず、私は本作と対になっている硫黄島からの手紙Link は劇場で見ましたので、それと対比しての評論となります。
この作品では硫黄島からの手紙とは違い、写真に写った中の1人の息子が取材をし、まとめた本が原作となっています。そのため、他の写真に写った本人とのインタビューなどの現代と過去を照らし合わせて映画は進み、この作品の主人公は写真に写った6人のうちの3人(他の3人は戦死)で、その写真に写ったことで国が軍事費を集めるための全国を回る国債キャンペーンに出すために帰国させられます。どちらかというとそちらが主題なので激しい戦闘シーンを求める方にはあまりお勧めできませんが、大変考えさせられる映画だと思います。軍の規律、ネイティブアメリカンの問題、国家が戦争を都合の良いように利用する事など、様々なことが扱われていますが、中でも一番重要なもの、それは「戦争における英雄とは何なのか?」と言うことです。本当に英雄なんて物は存在するのか? そこが見所ではないかと私は思います。
ですが、もし、単に面白いか面白くないかと聞かれたら、面白くないと答え、こちらよりも硫黄島からの手紙の方が良いと私は答えます。それは私が日本人だからと言う感情も含まれているためかもしれませんが、硫黄島からの手紙と比べて感動というものが足りないなと思いますね。同じ硫黄島を舞台にしているとはいえテーマが少し違うため、何とも言えませんが、やはり硫黄島からの手紙の方が1枚上手ではないでしょうか。ですから、両方見る場合は私としては本作を見てから硫黄島からの手紙を見ることをお勧めします。


公式サイトLink
父親たちの星条旗をWikipediaで調べる→父親たちの星条旗W
父親たちの星条旗 (特別版)Link

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ミニミニ大作戦

~あらすじ~
窃盗グループが緻密な計画により金塊を盗んだ。しかし、成功した矢先に仲間の一人が裏切り、持ち逃げしてしまった。残されたメンバーは、その金塊の奪取を計画するのだった。

私の評価:

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~感想~
つまらなくはありませんが、内容は平凡。何というか、エキサイティングしているようでしてないのですよね。敵はもう少し追い詰めるというか、主人公らがもっと追い詰められて欲しかったなと思いました。

p.s 車じゃなくてヘリで運べば良かったのに・・・。

ミニミニ大作戦Link

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ラストサムライ

~あらすじ~
時は幕末、ネイサン・オールグレンはインディアンを討伐したということに対する世間の尊敬に反してインディアンを虐殺ことや多くの仲間を失ったショックにうちひしがれ、酒におぼれていた。そんなところに、日本での軍事指導の依頼が舞い込み、来日することになったのだった―

私の評価:

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~感想~
今までのハリウッド映画における日本の扱いとは一線を画していて、フィクションではありますが、時代背景や内容は良く仕上がっていたのではないかと思います。ただ、私としては武士と農民の関係など諸所に疑問を抱いたり、あの時代にキスはないだろキスはとか思いました。(笑)

ラスト サムライLink

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硫黄島からの手紙

~あらすじ~
2006年、硫黄島。
地中から発見された何百通もの手紙。それは、61年前、この島で戦った男たちが、家族へ宛てて書き残したものだった。届くことの無かった手紙に、彼らは何を託したのか。
(公式サイトより)

私の評価:

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~感想~
劇場で見たのは偶然にも去年の男たちの大和Link 以来でした。やはり、男たちの大和を見た時と同様に1500円を払ってまで劇場で映画を見たいとは思わなかったので、そのままスルーしようと思っていましたが、会員のENZANから勧められたのと、偶然1000円の割引券があったので見てきました。(そのためこの作品とセットの父親たちの星条旗は未見です。)

なぜ硫黄島を守ろうとしたのか。天皇のため、国家のため、いや違う。家族のためだ。戦場という極限の状態の中で攻める側、守る側と双方違えど、その気持ちは変わらない。そんな気持ちが入り乱れる中で61年前、硫黄島で醜い戦が始まり1か月以上に渡る激戦が繰り広げられ尊い命が消えて行った。私には戦場での心理など分かりませんし、分かりたくもありません。しかし、この戦争を知ること、関心を持つことには大きな意味がある。
そう、私は思いました。

と、まあ適当なことを言ってみましたが、実際、劇場で見る価値は充分にある映画だと感じました。主演の渡辺謙さんをはじめ、皆さん好演していたと思います。ただ、どうも二宮和也さん演じる西郷が家族持ちと言うのに違和感を感じるのは否めないのと、もう一人の主人公的立場からして仕方のない事かもしれませんが、他とは違い、気楽と言うか軽いイメージを受けました。それにしても、ハリウッド映画なのに全編ほとんどが日本語というのは異様な感じましたね。ハリウッド映画の殻をかぶった日本映画と言っても良いのではないかと思います。また、その映画の性質がゆえにイーストウッド監督はちゃんと監督できたのかと思いもしました。(笑) (おそらく、日本語スタッフがいたのでしょうが)
個人的には西中佐とその部下が好きでした。

映画を見た方も、見に行く機会のない方も、ぜひともWikipediaで硫黄島の戦いWの項を読んでいただけたらと思います。

公式サイトLink

硫黄島からの手紙 (特製BOX付 初回限定版)Link

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